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[WBS][NEXT STAGE コロナとの戦い]”弁当ノウハウ”で業績回復![株式会社プレナス]

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株式会社プレナス

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新型コロナ感染拡大の影響をある工夫で回避する動きも。

定食チェーンの「やよい軒」と持ち帰り弁当の「Hotto Motto」を運営するプレナス。

1月14日に発表した決算で通期の営業利益予想を従来の2億4,000万円から8億円に上方修正しました。

巣ごもり需要を受けてほっともっとの需要が好評だったほか、外食のやよい軒の売り上げも回復傾向にあるといいます。

そのワケは…

プレナス広報室の古賀雅也室長、

やよい軒のテイクアウト専門のコーナー。

隣に普通のやよい軒があって、一つの厨房でつながっている。

従来型の店舗の隣りにあるテイクアウト専門のやよい軒です。

弁当を大量に購入するお客様にウーバーイーツの配達員の姿も。業績好調のほっともっとの持つテイクアウトのノウハウをやよい軒で活かした形です。

弁当容器をほっともっとと同じものを使用してコスト削減をしているほか、厨房の人員配置などで効率化を図っています。

ほっともっとで培ってきたマニュアルを共有し、やよい軒のテイクアウトでも同じ仕組みを導入している。

やよい軒はテイクアウト事業に力を入れていて去年12月には全国373の全ての店舗に広げました。

4月に前の年に比べて5割近くまで落ち込んだ売上は11月にはおよそ9割まで回復しました。

先行きは不透明でまだ見えていない部分もあるが、やよい軒に関してはテイクアウトをさらに強化したい。

テイクアウト動因に好調なのがデリバリー市場。

市場規模は去年コロナ禍で急成長し、前の年から44%増えたという最新のデータ。

その追い風を受けていま急拡大しているビジネスモデルがあります。

東京・港区にあるこちらの建物に入ってみると廊下にいくつもの扉が。

その一つを覗くと2坪ほどの部屋にあったのはキッチンです。

使っているのは高級食材の神戸牛。

この神戸牛を使ったユッケ重は2,680円。軽く炙った生に近い神戸牛を特製ダレで味付けした人気メニューです。

じつはここ、デリバリーとテイクアウトの専門店。

コービーズランチの方川貴博店長、

幸い今デリバリーは緊急事態宣言の対象外なのでこうやって営業できている。

ここはクラウドキッチンと呼ばれ客席がなく、複数の厨房が集まった拠点。

ほかには鯛めしが人気の和食の店やエビ料理専門店など7つの厨房全てが埋まっています。

ベンチャー企業のOur Kitchenが去年オープンしたクラウドキッチンですが、すでに2号店、3号店の準備を進めています。

Our Kitchenの須藤真希社長、

飲食店がコロナで疲弊した、そういう部分で飲食業界をもっと広げたい。

来年度、10店舗に拡大する予定。

一方、神戸牛の店の方川さん、去年10月まで神田にあった店で店長を務めています。

こちらがその店舗跡。コロナの影響で客足が戻らず店をたたみました。

「お客様の反応は?」

残念がられました。本当に心が痛いくらい。

方川さんがすぐに店を再開できたのはクラウドキッチンならではの強み。

コストの面で自店を構えて運営するより、こちらの方が圧倒的に安い。

ガスコンロや冷蔵庫などは備え付け。

都内の一等地にあって入居時の初期費用は100万円で月々の家賃も20万円と安く抑えられています。

オープンから3ヵ月、年末年始は1日10万円を売り上げるなど手ごたえを感じています。

ここでしっかり足場を固めてまた店を構えられるように頑張りたい。

このクラウドキッチン、都内を中心に急増。

デリバリー大手の出前館も先月、新たな拠点を作るなど広がりを見せています。

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