
2月4日、都内で開かれたある会社の採用説明会ですが、話を聞いてみるのは学生ではなく貫禄のあるベテランの方々ばかりです。
定年を70歳まで延長する動きが進む中、経験豊富なシニアを金の卵ならぬ銀の卵として積極的に採用する会社が登場しています。

株式会社パソナグループ
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一緒に輝きましょう。

人材派遣大手のパソナグループが開いたのは定年退職した後も仕事で活躍したい人たちを対象としたエルダーシャイン制度の説明会。

パソナグループの岩佐実さん、
「社員」と英語の「Shine」をかけて新たな気持ちで輝いて活躍してほしい。

2月4日の説明会にはおよそ200人が参加し会場は満席に。

エルダーシャイン制度
営業や財務といったこれまでの経験を生かすものなど5つのコースがあり、契約社員として入社します。
フルタイムで働いた場合、月給25万円以上になるといいます。

70になっても80になっても体が続くならやりたい。

お金を稼ぎたいというよりも社会とつながっていることが必要かなと。

実はこの制度、去年に続いて2回目。

司会を務める男性もその1期生で元は自衛官だったといいます。

私は生産性を上げるような仕事は一度もやってことがない。

本当にいい経験をさせてもらっている。

去年は80人が入社しましたが今年は拡大し、160人を採用する予定です。

パソナグループの南部靖之代表、
今は定年が足かせになっている。

人は自分が役立つ、頑張れる場所があると思った瞬間によみがえる。

花房一夫さん
今回の説明会は1期生が中心となって準備を進めてきました。
会場で記録用の写真を撮影している男性。
花房一夫さん(62歳)もその一人です。

WBSは去年の入社式を取材。
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花房さんは緊張した様子で臨んでいました。
花房さんは定年まで営業一筋で大手電機メーカーに勤務。

働く意志はあるものの年齢を理由に面接を受けられなかったためエルダーシャインに応募しました。
花房さんの妻、
頑張ってという感じですね。

説明会の前日、仕事場を訪ねてみると…

言葉が重複する感じがしちゃうのでもうちょっとスリムにできたらいい。

ひっくり返した方がいいかもしれない。

エルダーシャイン2期生向けの研修について積極的に意見を出していました。
受け身じゃないから調べたり質問してくれたり、それでどんどん先に仕事が進む。

思うゴールに向けて、みんなで進んでいけるのはすごく心強い。

パソナでは今回採用する2期生からはグループ内にとどまらず外部の企業にも派遣する計画です。

花房さんはこうしたエルダーシャインのスキルを求める企業の発掘も担当することになりました。

「営業のように仕事している?」
もう大好き。

「私がエルダーシャインのサンプル」と話をして回っている。

手帳を見せてもらうと派遣先の候補となる企業訪問で予定がいっぱいです。

経験を積んだベテランの働く場所を外部にまで広げることでエルダーシャインのニーズはより高まると見ています。
第2の人生は全く違った形でもいい。

みんなが自分のしたいことがきでる、そういう時代がもうすぐくると思う。
