株式会社パラダイスプラン
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最初にやって来たのは沖縄県宮古島にあるパラダイスプランという会社。
お出迎え頂いたのはかりゆしウェアがといってもお似合いな社長の西里長治さん。
「調味料急増してます?」
調味料で設けさせて頂いています。
「がっちりですか?」
がっちりです!
思わず笑っちゃうほど急増している調味料教えてください!
「雪塩?」
宮古島の雪塩と言います。
こちらパラダイスプランが作る宮古島の急増地元調味料「雪塩」。
一見ただの塩に見えますが普通の塩に比べて粒が4分の1の大きさで、まるで粉雪のようなパウダー状。
そして何より違うのがその味。
全然違うね。
最初の当たりがマイルド。
旨味がすごい。
普通の塩に比べてカルシウムが9倍、カリウムが20倍、マグネシウムは30倍とミネラル分がとにかく多いので味に深みがある。
天ぷらやステーキに使いますと旨味を引き出すと大人気に。
2000年には世界で一番ミネラル分を含む塩としてあのギネスブックにも登録されたのです。
西里さん、雪塩ってどのくらい増えているんですか?
10年間で4倍の売り上げになりました。
2000年の発売以来、順調に売上を伸ばし続け、2010年から昨年までの10年で年間売上はおよそ4倍に急増!
一体、西里社長はどうやってこの独特な塩を生み出したのか?
そのきっかけは意外なものでした。
製糖工場から出る廃糖蜜から牛の餌を作る研究をやった。
そんなに上手くいかず、そのマシーンを使って他に何かできることはないか。
西里さん、雪塩を作る前にサトウキビの絞りかすを炙って牛の餌を作るという新規ビジネスを考えていた。
ところが作るのにお金がかかりすぎるってことで大失敗。
どうにもならないなと思っていた時、ふと目の前にある海水を入れてみたところ、なんとフワフワで美味しい塩ができちゃったってワケ。
実際に作り方を見せてもらうと、
こちらが塩を作っている製塩機です。
こちらの大きな機械で雪塩を作っているらしいですが、
熱い鉄板に海水を吹き付けて水分を蒸発させる製法。
「鉄板に吹き付けているところを見せてもらえますか?」
それはちょっとNGです。
海水を蒸発させ、雪塩を生み出す瞬間だけは最大の企業秘密ってことで撮影NG。
そこをなんとかと西里社長に頼み込んで特別にイラストを描いてもらったところ、200度に熱した特殊な鉄板の上に海水をスプレー状に吹き付ければわずか2秒で水分が蒸発・
鉄板についた塩をそぎ落とせばパウダー状の雪塩が完成。
普通、海水から塩を作るときは窯を煮詰めて水分を蒸発させ、不純物を取り除いて残った塩を集めるのですが、これだと不純物と一緒にミネラル分も取り除いてしまう。
一方、雪塩の場合は海水を一瞬で蒸発させるのでミネラル分はそのまま塩の中に残るってワケ。
さらに雪塩は原材料になる海水のとり方も独特。
原料としている海水が地下の井戸から掘ってて、琉球石灰岩から染み出した海水なので天然にろ過されたキレイな不純物のない海水。
雪塩の工場は海の直ぐ側に建てられていて、地下22mに掘られた井戸には琉球石灰岩という名前の通り、ミネラル分たっぷりと含んだ海水が染み込んでくる。
この水から特注の製塩機で塩を作ることでミネラル分とフワフワ食感を兼ね備えた雪塩が誕生するのです。
さらに西里社長には雪塩の売り上げを急増させる独自の儲かり戦略が!
それはスイーツに塩を入れること!
実は雪塩に多く含まれるカリウムやマグネシウムなどには甘さを引き立てる効果があるためスイーツとの相性は抜群。
まずは地元お菓子メーカー「南風堂」と手を組み、雪塩を使ったちんすこうを開発。
すると…
南風堂の渕辺直樹社長、
年間で12億個ほどちんすこうだけで販売。
なんと年間およそ12億個を発売する大ヒット商品に。
その噂を聞きつけた大手お菓子メーカーから声がかかりミルキーやカントリーマアムなどと次々とコラボ商品を発売。
しかも社長、パッケージに少し大きめに雪塩を載せるというのをコラボの条件にすることで全国で雪塩の認知度がグングンアップ!
塩スイーツだけでなく雪塩単体の売り上げも急上昇!
10年間でおよそ4倍、16億円の売上げを達成したのです!
パラダイスプランは雪塩でがっちり!
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