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[WBS]買うよりお得!?狙いは?パナソニック 家電のサブスク拡充[パナソニック株式会社]

2021年12月17日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

最近、さまざまなモノでサブスクリプション、いわゆる定額制のサービスが始まっていますが、12月17日に家電メーカーのパナソニックが発表した定額制サービスがこちらです。

燻製が作れる最新の調理器とソーセージなどの食材セットが月3,980円で利用できます。

家電と食材をバラバラに購入するよりもお得になるといいますが、パナソニックがあえてサブスクに力を入れる狙いとは何なのでしょうか。

パナ 家電サブスク拡充!最近機種+食材で月3,980円

パナソニック くらしアプライアンス社、松下理一社長。

今後は家電の事業に加えて新しい価値ある体験サービスを提供したい。

家電の王者、パナソニックが力を入れる新たなサブスクサービス。

10万円を超える炊飯器にはブランド米、ジューサーには果物など最新調理家電と食材がセットになって月々3,980円で利用できます。

今年6月に4コースでスタートし。12月17日に新たに5コースが加わりました。

パナソニック キッチン空間事業部、伊藤卓朗さん。

20代、30代がより簡単に月額・低料金で楽しめるサービスを作れないかと。

早速、燻製のセットを体験。チップと食材を入れてスイッチを押すと15分で燻製が出来上がりました。

開けた途端に燻製のいい香りが飛び出してきました。

パナソニックがサブスクを強化する背景には家電の高機能化があります。食材と一緒に使ってもらうことでさまざまな機能を体験し、製品の良さを理解してもらいたいといいます。

7月からパナソニックのサブスクに加入し、ミキサーを利用している澤田さおりさん。

2日に1回はセットで届く食材を使ってスムージーを作っているといいます。

「買ったけど何に使おう」となりがちだが、それが全くない。

毎月食材を頼むよりは得なのかなと。

そんな澤田さんですが、今月でサブスクの利用を辞めることを決めました。

500円ほどで買い取れたので、気に入ったので買い取る。

実はこのサービス、最低利用期間が家電ごとに決められていて、それを過ぎれば割安な価格で買取が可能なのです。

家電を買って食材を別に買うのとサブスクとではどちらがお得なのでしょうか?

オーブントースターのコースで見てみると1年利用して2,200円で買い取った場合の総費用は購入に比べて1万4,000円ほど割安になる計算です。

その点について直撃してみると…

「サブスクの長期利用は増えないのでは?」

購入とレンタルが比較されると思うが、お客様の動向を見ながら魅力的にしないといけない。

今後、価格見直しの可能性もありそうですが、パナソニックが強調したのがお客様との接点を持ち続けられるサブスクのメリット。

3年後には100億円の利益を生み出すことを目指します。

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