パナソニックサイクルテック株式会社
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やって来たのは大阪府柏原市にあるパナソニックサイクルテック。
従業員一同楽しみにしておりました。
なんとがっちりマンデーを心待ちにして下さっていたという大西一正専務。
実はパナソニックさん、自転車の売り上げがスゴくて…
369億円の売上げ。
「スゴいですね。」
去年、過去最高となる売り上げ369億円を記録。
なかでも一番の儲けの柱になっているのが…
電動アシスト自転車につきましては19年間トップシェア。
電動アシスト。なんとパナソニックさん、普通の自転車も作っていますが、いまは断然こっち。
2002年から19年連続トップシェアを続け、その国内シェアはなんと46%ってこれはスゴい!
でも皆さん、パナソニックといえばやはり家電の会社というイメージですよね…・
そのパナソニックがなぜ自転車業界のトップを走り続けているのか…
そこには意外な歴史が…
松下幸之助が会社を立ち上げた時に自転車の部品を作ったのが元々の関わり。
パナソニックの創業者、松下幸之助は幼少期に自転車屋さんに奉仕していたこともあり自転車が大好き!!
会社を立ち上げ、最初に作ったのも自転車のライトでした。
その後、家電の方に力を入れるも幸之助の自転車への思いは消えず…
1952年に会社を立ち上げ自転車を作り始めたのです。
そして1980年、電気屋さんらしい自転車を作りたい、創業者幸之助の一声で生まれたのが「エレクトリックサイクル」。当時の価格で7万8,000円。
「売れたんですか?」
売れてないですよね。
すぐに頓挫したみたい。
エレクトリックサイクルは電源を入れるとバイクのように自走してしまうため免許が必要だった。
さらに値段も高く、重い。
当時の国民には受け入れられなかったんです。
こうしてこちらの販売は中止になるもパナソニックはあきらめない!
コツコツ開発を続け、2002年に電動アシストに革命をおこす技術開発に成功。
それが…
リチウムイオン電池を採用した。ここから大きく飛躍を遂げた。
リチウムイオン電池の搭載。
これまで電動アシストの主流だったニカド電池やニッケル電離は重く、さらに容量も小さいのでアシストする時間が短かった。
これらの問題を解消するため電動アシスト用のリチウムイオン電池を開発し、自転車への搭載に初めて成功。
このリチウムイオン電池を搭載した電動アシストを2002年に発売するとまたたく間に人気に!
そして2019年には電動アシスト自転車の出荷台数が300万台を達成したんです。
さらに…
自転車の開発も販売も全ての自転車事業に携わっています。
パナソニックでは自転車を全て自社の工場で作っている。
幸之助の自分たちで全部作ればお客さんの要望にすぐに応えられるとの考えから、いまも自社で作り続けているんです。
「組み立ては手作業なんですか?」
変形したフレームなのでなかなか自動化しにくいので手作業。
「スゴい大変じゃないですか?」
そうですね。
そのパナソニックが今年、スゴい電動アシスト自転車を出した!
それが押し歩き機能を搭載した「ビビ・L・押し歩き」、1台12万9,000円。
ポイントは押し歩きをアシストするって点。
そもそも電動アシストは漕ぐ力をアシストするもので、降りた状態でのアシストは法律上できなかった。
これだと子どもを乗せたお母さんが降りなければいけない商店街や歩道橋など辛くて大変。
しかし、2019年に法改正によって条件さえクリアすれば可能に。
そこに目をつけたパナソニック、この「ビビ・L・押し歩き」を作ったんです。
もちろん押し歩き機能を使わなかった時は…
うぁ結構重い!うぁキツッ!
しかし、このボタンを押し続ければアシストしてくれる。
この押し歩き機能を使うと…
うわ!ラク!全然ラク!
押し歩き機能があるとないでは一目瞭然!
常に電動アシスト業界の一歩先を行くパナソニックはまだまだ儲かりそう!
パナソニックサイクルテックは電動アシスト自転車でがっちり!
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