消費税増税後も食品は消費税8%に据え置かれていることから自宅でご飯を作って食べる内食の需要増加に期待が高まっています。
自炊を後押しするため家電メーカー各社が動き出しています。

パナソニック株式会社
[blogcard url="https://panasonic.jp/"]
神奈川県に住む二児の母、稲垣飛鳥さん。

キッチンにあるのは最新のパナソニックのスチームオーブンレンジ「ビストロ」です。

稲垣さんはモニターとしてこちらの商品を先月から利用しています。
このオーブンレンジは食材の状態をセンサーで把握し、自動で調理してくれるというもの。

さらに家電の枠を超えたあるサービスが受けられるのです。
それは…
こんにちは、ヨシケイです。

届いたのは食材のセット。

実はこれはオーブンレンジ「ビストロ」で作る料理の食材を配達するサービス。
パナソニックが食材大手ヨシケイと組んで10月から展開しています。

「何のために頼んだのか?」
買い物に行く時間がないときとか使う分だけ食材が届くので無駄がなく忙しい私に便利なキット。

ユーザーの自炊の手間を軽減させるために生まれたこのサービス。

ヨシケイが提供しているメニューの一部をビストロ向けにしました。

専用アプリを通じて注文すれば自宅に届く仕組みです。

届いた食材全てを一つのボールに。

後はビストロに入れてアプリの送信ボタンを押すのみ。

自動で調理してくれます。
その間、稲垣さんは食器の片付け。

わずか15分ほどで出来たのは麻婆豆腐です。

パナソニックは今後、家電を販売するだけでなく、こうしたサービスをセットにすることで事業の拡大を目指します。

パナソニックの調理機器商品課、川上麻衣さん、
自宅での食事をより楽しんでもらうことにつながるのではないか。

お客様の買い物や献立考案が少しでも楽になるようサポートしたい。

シャープ株式会社
[blogcard url="https://jp.sharp/"]
一方のシャープも内食需要の拡大を受けて11月15日に新商品を発表しました。

シャープの商品企画部、平岡哲哉部長、
ほったらかしたはずが、まるで手間をかけて料理したような美味しい味で料理が出来上がる。

水のいらない自動調理鍋「ホットクック」の上位機種です。

これまで主なターゲットだったファミリー層だけでなく、少人数の世帯にも使いやすいようによりコンパクトな作りになっています。

さらにこんな新機能も…
花岡昌平記者、
こちらの商品の特徴ですが2つの構造になっています。一気に2つの料理が調理できるということです。


下の鍋で汁物や煮物を作り、その蒸気を利用して上のトレーでは蒸し物などを作ることができるのです。

どれだけ簡単に調理できるのか実際に作ってもらいました。

メニューは肉豆腐。

そして野菜の蒸し物です。

パナソニックの調理機器商品課、吉田麻里さん、
これをこの中に入れます。

あとの加熱は任せてね。

調理時間わずか20分ですが、肝心のお味は?

野菜は柔らかいけど、適度に歯ごたえも残っている感じ。野菜本来の甘さが凝縮されているような感じです。

肉豆腐も味がすごい染み込んでいます。20分なのに何時間も煮たような味がします。

お酒のおつまみにもぴったりな2品が簡単に出来上がりました。

小型化した新商品を出した背景にあるのは少人数世帯の増加。
いまや全世帯の過半数が2人、または1人暮らしです。

1人の場合はあれもこれも自分で料理できないことがある。

ただ1品だとさみしいというところから2品あればなんとか食べて満足する。

少人数世帯の内食需要をこの新商品で囲い込み、消費増税などによる内食増加の動きを捉える狙いです。
消費増税は追い風だと考えている。

ホットクックを日本の新必需品にしたいという思いで取り組んでいる。

2023年には累計販売100万台を目指して取り組んでいる。
