10月、パナソニックで役員待遇となるフェローに就任した松岡陽子さん(48歳)。
その経歴を見てみるとアメリカの有名大学でロボットやAIなどの研究をしてアップルやグーグルで幹部を務めたというキャリアの持ち主です。

その松岡さんがパナソニックに来てどのような開発に携わるのでしょうか?

パナソニック株式会社
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10月31日、都内でメディアの取材に応じた松岡陽子さん。

パナソニックはやはり家の中のもの(製品)もあるし、家の外にある製品、家の壁の中、スイッチとかそれらが全部ちゃんと私たちの生活を分かってくれて生活を良くできるものを絶対に作りたいなと思ってパナソニックだと思った。

松岡さんの勤務場所はアメリカ・シリコンバレー。

去年、WBSが取材したパナソニックβという拠点です。

ものがネットとつながるAoTなどを活用して生活を快適にする製品やサービスを生む取り組みで松岡さんはそのCEOを兼ねます。

松岡さんはこの10年、シリコンバレーで活躍し注目されていた人物です。
「松岡さんはシリコンバレーでどんな存在?」
パナソニックのビジネスイノベーション本部、馬場渉本部長、
ロックスター。

ソフトウエアとかユーザーエクスペリエンス(顧客体験)やデザインでもっとハードウエアと人間の在り方を変えられると言ってくれる人。

その松岡さん、経歴は異色です。
子供時代にテニスに没頭した松岡さんはプロを目指し16歳で渡米。しかし怪我を理由にプロの夢は断念しました。
その後、テニスができるロボットを作ろうと大学へ。大学教授などを経て2009年、グーグルの研究部門の創設に携わりました。
開発を担当したのは自動運転技術を搭載した自動車「ウェイモ」やウエアラブルデバイスのグーグルグラスです。


その経験について松岡さんに聞くと、
やったことで世界中パラダイムが変わった。顔につけたものは大丈夫。

VR・ARの世界はそこから開いていった。

子どもが4人いる松岡さん、パナソニックで働くことで自らの生活を良くしたいといいます。
すごく先進的なことをやっているのに自分の生活は良くなっていない。

なんでそんなに違うのかと思ったとき、これは絶対これから変えていかなくちゃと。

アメリカと日本では役員報酬に大きな差があといわれていますが、実際どうなのか聞いてみると、
一つ言えるのはお金で私は動かない。

お金で会社を選んで来ているわけではない。
