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[WBS] パナソニック「家電メーカー」からの脱却?次の100年に向けた戦略とは!?

2018年10月30日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

冷蔵庫に白黒テレビ、そして洗濯機。3種の神器と呼ばれた家電です。

これらはパナソニックが松下電器産業だった頃にナショナルブランドで販売していたものです。

そのパナソニックが創業100周年を記念して初めての総合展示会を開きました。

普段の生活では気が付かない健康状態を見えるようにする技術などパナソニックの最先端技術が一堂に集まっています。

その現場を取材すると次の100年に向けての課題も見えてきました。

パナソニック株式会社

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創業100周年のパナソニックが初めて開いた総合展示会「クロスバリューイノベーションフォーラム2018」。

会場には自動車やロボットなど多くの分野の最先端技術が集まっています。

相内優香キャスター、

ボルダリングの動きに合わせたプロジェクションマッピングです。

ボルダリングをする人の動きをリアルタイムで追いかけて動きに合わせた演出を行います。

例えば離れたところに飛び移る際は羽が生えて羽ばたく映像が出ます。

しかし失敗すると…

失敗してしまいました。でも失敗したらすぐに「MISS!」という映像が飛び出してきました。反応が早いです。

さらにカメラでは選手の心拍数も測定できます。

肌の色のわずかな変化から血流を読み取り心拍数を測定。

競技中の選手の状態チェックなどでの利用が想定されています。

この技術の利用は日常生活でも。

健康状態チェック

相内キャスターが鏡の前に立ってみると、

これ、私のいまの実際の心拍数なんですか?

あらかじめ顔認証した人をカメラで認識。現在の心拍数を鏡に映します。

毎朝、鏡の前に立つだけで健康状態がチェックできるようになるといいます。

AIソリューションセンターの井上昭彦さん、

きょうは気分が悪いなど事前に察知してアドバイスができるということはある。

この技術は車の運転アシストとしてドライバーの眠気検知としての利用も考えられています。

接触せずに心拍数を測れる技術としてほかの展開も模索しています。

こうした技術はほかにも。

新規事業促進プロジェクトの丸山博さん、

ヒューマンシミュレーション技術で体の動きと負担を見える化する。

マークに合わせて歩いていくと、負担がかかっている場所が赤色で表示されます。

これが相内キャスターの結果。

ヒールを履いているので歩くのがつらかったと思うがそういう負担を見える化できている。

特に腰と膝。

3つのカメラが動きを捉え、その姿勢から足などの負担を見える化。

怪我を未然に防ぐ事などが期待されています。

より効率的・安全なリハビリやジムでの効率的な体の鍛え方につなげる。

課題

松下電器産業時代から家電を幅広く世に送り出し、その後も最先端の技術を磨いてきたパナソニック。

しかし、技術はあるものの自社だけでは製品化できないとう課題に直面しています。

津賀一宏社長、

パナソニックはもう売れない。

時代が変われば当然家電だけで暮らしを良くするには限界が出てくる。

もっとたくさんの会社と未来について語り合い、切磋琢磨していきたい。

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