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[WBS]パ6球団×メルカリ!野球を"デジタル資産"に[パシフィックリーグマーケティング株式会社]

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「NFT」という言葉をご存知でしょうか?

CGで作ったデジタルアートなど形のない、いわゆるデジタル資産に価値をつける技術です。

このNFTを使ってメルカリとプロ野球「パシフィックリーグ」の6球団が新たな事業を始めると発表しました。

一体どのようなものなのでしょうか。

メルカリ×パ・リーグ NFT参入!野球選手の映像が所有できる

パシフィックリーグマーケティングの根岸友喜CEO。

日本国内のスポーツリーグにおいて試合映像を利活用したNFT事業への参入は初めてのケースになる。

12月16日、パ・リーグのネット配信サービスなどを手掛けるパシフィックリーグマーケティングとメルカリが今月から共同で始めると発表したのがパ・リーグの6球団の試合の名場面をNFTとして販売することです。

今回販売される予定のNFTの一つがこちら。

立方体のCGから飛び出したのは今年のMVPに輝いたオリックスの山本投手です。9月の対西武戦のワンシーン。切れ味鋭いカーブで空振り三振に仕留めました。

このデジタル映像にはパ・リーグが公式に販売したものかどうか分かるNFTと呼ばれる技術を使っています。

映像の偽造やコピーをできなくする仕組みです。

最初のラインナップは18種類。ファンの所有欲を高めるため販売する映像の数をそれぞれ限定し、2,000円から2万5,000円で売り出します。

購入した公式映像は監修したり、SNSでシェアしたりすることができます。

メルカリの執行役員NFT担当、伏見慎剛氏。

NFTはまだ分かりにくいもの。

日本になじみのある野球コンテンツを使い、NFT事業に参入できるのは"NFTの大衆化"という意味では非常に重要。

アメリカ・プロバスケでNFT!"ダンク場面"が2,200万円

スポーツ分野でNFT活用が進んでいるのがアメリカです。

プロバスケットボール「レイカーズ」のレブロン・ジェームズ選手が決めたこの豪快なダンクシュート。この場面の取引価格は20万ドル、2,200万円以上で実際に売買されました。

NBAは試合のハイライトシーンなどのNFTを去年から販売。

購入した人が専用のサイトを通じて売りに出していて、人気のものはその価格が高騰しているのです。

先ほどのシュート映像を保有しているマイケル・レビーさん。

2,700点以上、25万ドルほどをこのNFTに投資し、現在の価値は1,000万ドルほどに膨らんでいるといいます。

もともと暗号資産、ビットコインやイーサリアムに投資していた。

NBAのNFTはデジタル資産として持つにも、世界中の人とやり取りするのにも魅力的だ。

日本のプロ野球リーグがNFTを始めることについて訪ねてみると…

野球に目がなくて、一押しはイチローだ。今は大谷ファンでもある。

だから日本のプロ野球でNFTができるなら素晴らしい。非常に興味を引かれる。

アメリカでは人気とともに価値が上がることで投資対象にもなっているNFTですが、これから始まる日本では…

球団、選手、ファンの皆さんが気に入った選手のシーンをそばに置いてほしい。

まずはコレクター収集アイテムとして考えている。

一方ですでに巨大な市場があるアメリカなど海外に目を向ける必要性も強調します。

日本特有のコンテンツを使ったNFTサービスがもっと出てくるべき。

世界に発信できるかが勝負だと思う。

NFTで国境を超えていくこともマーケットプレイス自体も拡張していきたい。

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