国内初の市中感染です。
大阪府で12月22日に感染経路が不明なオミクロン株の感染者が確認されました。
また空港検疫で68人の陽性が判明するなど国内のオミクロン株感染者は100人を超えました。

オミクロン株 国内初の市中感染!感染者100人超「緊張高まる」
岸田総理。
すべての感染者にオミクロン株の検査を行い、早期探知を徹底します。

オミクロン株の濃厚接触者は自宅ではなく宿泊施設で14日間待機を要請します。

国内初となるオミクロン株の市中感染が確認されたのは大阪府に住む30代の夫婦と10歳未満の女の子の家族3人です。海外渡航歴はなく感染経路は分かっていません。3人はすでに入院していて症状は軽いということです。
また男性は小学校に勤務する教員で、同じ学校で働く別の教員も新型コロナの感染が発表されました。オミクロン株かどうかはまだ分かっていません。

市中感染が確認されたことを受けて大阪府は今月末までとしていた飲食店の利用を2時間程度までとするなどの制限を来月末まで延長すると発表しています。

大阪府の吉村知事は…
大阪府内の他の場所でも発生している可能性が十分あるので、府民の皆さまは市中感染が起きている、市中感染がすでにあるということを前提とした感染対策をお願いしたい。

危機感は東京都でも。
12月22日に観戦が確認されたのは40人。40人以上となったのはおよそ2ヵ月ぶりです。

東京都の小池知事。
オミクロン株が忍び寄りつつある。そして緊張感が高まる局面を迎えている。

都はオミクロン株の新規感染者が7日間平均で100人を超えるなどすれば病床確保レベルを一気に2段階引き上げ、現在の4,000床から6,891床に増やす方針を固めました。

後藤厚生労働大臣は…
現時点で全国的にオミクロン株の面的な広がりがあるとは考えていない。

オミクロン株は極めて感染力が強く、内外の専門家は「世界中で早晩、感染が拡大することは避けられない」としている。

オミクロン株への対策を準備する時間をかせぐため政府は当面、外国人の新規入国の原則停止など現在の水際対策を続けるとしています。

世界では感染者が急増しているイスラエルが60歳以上の人や医療従事者に4回目のワクチン接種を決めるなど追加接種の動きが加速しています。

堀内ワクチン担当大臣は…
現在、国が保有する約500万回を新たに追加配分いたします。

在庫として保管していた500万回分のモデルナ製ワクチンを来年2月7日の週に都道府県に配送すると明らかにし、すでに決まっている3回目のワクチン接種の前倒しに備えます。
