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[WBS]"婚活アプリ"情報流出!補償求め法廷闘争[株式会社ネットマーケティング]

2021年10月7日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

新型コロナによる外出自粛などで出会いの場が減った中で婚活などを目的としたマッチングアプリの利用が広がっています。

今年5月にあるマッチングアプリの大規模な顧客情報の流出が明らかになりましたが、利用者が会社側を相手取って裁判を起こす動きが出ています。

株式会社ネットマーケティング

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個人情報が流出したAさん。

免許証だと写真も流出しているのでいろいろな悪用のされ方があると思った。

都内に住む20代の会社員のAさん。一昨年に2ヵ月間ほど「Omiai」を利用していました。

「Omiai」とは東証一部上場のネットマーケティングが展開するマッチングアプリ。

ネットマーケティングによると今年4月末に外部からの不正なアクセスを受け、Omiaiに登録した会員や元会員、171万件以上のデータが流出しました。

流出したデータには年齢確認のために必要な運転免許証などが含まれていました。

Aさんの免許証も流出していました。

「実害が出たら補償する」とのスタンス。そこについて疑問に思った。

今回、裁判を起こそうと思った。

マッチングアプリに登録していた事実は公開されたくないプライバシーにあたり、情報流出に伴う不安で精神的苦痛を与えられたとして50万円の賠償を求めました。

Aさんが当初選択したのは「少額訴訟」という方法でした。

60万円以下の支払いを求める場合のみ提起でき、1日で終る特別な裁判手続きです。

個人でも費用をかけずに戦える手段としてほかの被害者の参考になるようSNSなどでその方法などを積極的に発信しました。

被害を受けて泣き寝入りではなく、勝ち取る金額は少ないかもしれないが損害賠償金を受け取る方法があることは役に立つ情報だと思う。

しかし、会社側の申し立てにより通常の民事訴訟に移行されました。

そして10月6日に第1回の口頭弁論が開かれました。

裁判で会社側側が提出した答弁書には…

アプリに登録していた事実は他人に知られたくない事実ではない。

適切なセキュリティー対策を講じていて、流出に過失はなく不正流出の対象となった情報がネット等で公開された事実は確認されていない。

などとして争う姿勢を見せました。

会社側はテレビ東京の取材に対し「係争中のため当社からのコメントは差し控えさせていただきます」と回答しました。

Aさんは…

何が原因で今回の問題が起きたか、しっかり明らかにしていきたい。

被告(会社)側に過失があったと思っているので、そこを認めてもらうことをゴールにやっていきたい。

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