お寺の中になぜか本のコーナーが…

こちらでは本に囲まれてヘアカット…

図書館にいる感覚。

これらは私設図書館といわれ、自治体ではなく企業や店、個人などが作った場所。

ここ数年で増えていて全国に3,000ヵ所あるといいます。

私設図書館に詳しいまちライブラリーの礒井純充さん、
企業が商業施設の中には入れたり、場合によっては銭湯なども。

やりたい人がやれる場所、思いついた場所でやるというのが私設図書館の面白みだと思う。

どれも個性的、東京都内で多くのお客様を集めた私設図書館は?


7位~10位
まずは7位から10位。
7位 | 映画館 | キネカ大森 | 品川区 |
---|---|---|---|
8位 | 地域交流スペース | フミコム | 文京区 |
9位 | 研究・交流施設 | TIP*S | 千代田区 |
10位 | 雑貨店 | タッジーマッジー | 武蔵野市 |

キネカ大森
[blogcard url="https://ttcg.jp/cineka_omori/"]
7位に入ったのはキネカ大森です。

見たところ普通の映画館ですが…

その一画にありました。これが私設図書館。

古い映画雑誌のバックナンバーに、小津安二郎といった映画監督にまつわる本など、映画ファンの心をくすぐるような蔵書の数々。


お客様は、
映画お見ない時でも来られる。

この図書館、その場で読むのは無料ですが、本を借りて帰れるのは有料で映画館の会員になった人だけ。

貸し出しを会員限定にすることで映画館のリピーター獲得につなげようというわけです。

キネカ大森の横田ます美支配人、
「あまり映画館もは来ないから会員にはならなくていい」という人も「本が借りられるなら会員になろうと」と思ってもらえれば。

5位~6位
再びランキングへ。
5位 | スズメスペース | 三鷹市 | |
---|---|---|---|
6位 | 美容室 | 文学堂美容室retri | 文京区 |

文学堂美容室retri
[blogcard url="https://www.retri-bungakudo.com/"]
6位に入ったのは文学堂美容室retri。
その店は東京・下北沢にあります。

看板には本が読める美容室と書かれています。

中に入ってみると本棚がぎっしり。

その奥では本に囲まれて髪を切っています。

ここの蔵書にはどんな特徴があるのでしょう。
文学堂美容室retriの生田目泰孝店長、
ここは「私物コーナー」。

自宅にあったものを入れた。

ターニングポイント。僕の人生の大事な本。

個々にあるのは全て生田目さんの好きな本。これらを気に入るお客様は生田目さんと気が合うということ。

お客様の6割がリピーターだといいます。
好きな本に囲まれて、生田目さんも話してくれる。すごく安心。

1位~4位
ランキング上位へ。
1位 | 高齢者住宅 | ウエリスオリーブ成城学園前 | 調布市 |
---|---|---|---|
2位 | 寺院 | 陽運寺 | 新宿区 |
3位 | シェアオフィス | カタリストBA | 世田谷区 |
4位 | 墓地 | 練馬ねむの木ガーデン | 練馬区 |

ウエリスオリーブ成城学園前
[blogcard url="https://wellith.jp/olive/seijogakuen/index.html"]
1位はウエリスオリーブ成城学園前。
サービス付き高齢者住宅に併設されたされている図書館で高齢者と地域住民の交流を生んでいます。

陽運寺
[blogcard url="http://oiwainari.or.jp/"]
そしてWBSが注目したのが4位の練馬ねむの木ガーデンと2位の陽運寺です。
4位の練馬ねむの木ガーデンはなんとお墓のすぐ横にある私設図書館。


墓参りを終えるとすぐに帰ってしまう人が多い中、少しでも長く大切な人の近くにいてもらえるようにと始めました。

作ったのは東京・四谷にある陽運寺。

2位に入った私設図書館もこの寺の中にあります。

四谷怪談のお岩さんにまつわるこの寺、縁結びの寺として知られていて女性が多く訪れます。


私設図書館があるのは本堂のすぐ横です。本は全て訪れた人が寄付してくれたもの。

女性が多く訪れるだけに子育てや美容、恋愛などに関する本が目立ちます。


常連客の女性は、
何かをリセットしに来る人が多いと思う。

ロマンチックな面白い感覚で楽しめて新鮮。

この図書館を始めた住職の植松健郎さん。寺をもっと人が集まる場所にしたいという思いがありました・

たくさんの参拝者、利用者が増えている。

神仏を近くに感じて本を読む。その時間の心のゆとり。

「清々しい気分で帰る」という声をたくさん聞く。

さまざまな場所に人を引き寄せる私設図書館。次はどんな所に生まれるのでしょうか…