市民の生活に根ざした日本各地の市場が楽しむ場所へと進化しています。
市場
その土地ならではの旬の味。それを味わえるのが市場です。

いま市場が観光の目的地に。

「じゃらん」統括編集長、大橋菜央さん、
その土地でしか、旬の時期しか食べられないものが重視される傾向。

まさに「市場」がその土地のキラーコンテンツ。

そこで今回は旅行サイトじゃらんが旅で訪れたい市場をランキング。
いま行って楽しい、食べておいしい市場とは。


7位~10位
まずは7位から10位。
7位 | 焼津さかなセンター | 静岡県 |
---|---|---|
8位 | 旦過市場 | 福岡県 |
9位 | にぎわい市場 ピアBandai | 新潟県 |
10位 | 日本海さかな街 | 福井県 |

旦過市場
8位に入った福岡県北九州市の旦過市場。

100年以上の歴史がありますが、再来年から改修工事の予定。
ノスタルジックの風情を楽しむなら今のうちです。
4位~6位
続いて4位から6位。
4位 | ひろめ市場 | 高知県 |
---|---|---|
5位 | とれとれ市場 南紀白浜 | 和歌山県 |
6位 | 錦市場 | 京都府 |

錦市場
6位は京都の台所、錦市場。
京都市に来た外国人の3割が訪れるともいわれています。
ひろめ市場
そして4位は…
高知城の城下、街の中心部にあるひろめ市場です。


中に入ると一番の売りはやっぱり土佐名物カツオ。

60以上の店舗が集まるこの市場には飲食店も多く、新鮮なカツオをその場で味わえる店も。

やいろ亭の高橋清明さん、
生のカツオを使っている。脂の少ない所だが若干脂がある。

その日仕入れた新鮮なカツオの表面をワラの直火で炙っていきます。
香りです。一番ワラがいい。

皮がパリッと焼けたカツオのたたき。
分厚く切って味付けは塩のみ。切り身からワラの香ばしさを楽しめます。

非常においしい。

香りも新鮮味があって違う。

これ(酒)もおいしい。

実はひろめ市場は市場全体が屋台村のようになっています。

この地域ならではのクジラの料理やウツボのから揚げなどよりどりみどり。

それらをあちこちの店で購入し、テーブルに並べて昼間から酒を食い交わす。
もうかれこれ40分ぐらい飲んでいる。

正午すぎなのにまるで宴会場。

これには高知ならではの地域性も関係。
やいろ亭の嶋崎恭子さん、
酒飲み天国みたいなところ。

外食とお酒は所得関係なくお金を出す、高知県民は。

2位~3位
2位 | 唐戸市場 | 山口県 |
---|---|---|
3位 | 築地場外市場 | 東京都 |

築地場外市場
続いてランキング3位は東京・築地場外市場。

一昨年10月、豊洲に移転した後も外国人観光客からの根強い人気もあり人気は衰えていません。
唐戸市場
2位は山口、唐戸市場。

週末には鮮魚店が競い合うように寿司の屋台を出すイベント「寿司バトル」を開催。
好きな寿司を一貫一貫選んで食べられます。
1位
そして栄えある1位は?

1位 | 近江町市場 | 石川県 |
---|

近江町市場
石川県金沢市の中心部にある近江町市場。
石川県産のズワイガニ「加能カニ」をはじめ、甘海老、ブリなど取れたての魚介類がずらりと並ぶ加賀百万石の台所です。


こちらの店ではホタテやサザエなど新鮮な魚介が目の前で焼かれ、熱々を店頭で食べられる。

身が弾力があって、サザエ独特のほろ苦さが抜群。

さらに旬のネタがはみ出すくらい乗った海鮮ちらしなど豪華なグルメが遠方からの観光客を惹きつけている。

その近江町市場が大切にしているのは市民の台所としての原点です。

加賀野菜のような地域の食材を多く揃えるなど、地元の人の生活に寄り添った市場だからこそ観光客も楽しめるといいます。

近江町市場「大口水産」の荒木優専務、
地元の人に向けた食品売り場なので観光客が気に入る店もあるし、地元の人が好む売り場もある。

そういう所を探して歩くのもこの市場の楽しみ。
