オーシャンソリューションテクノロジー株式会社
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2021年儲かりそうキーワード。続いては「スマート漁業」。
イケメンの漁師さんでもいるんですか?
スマート漁業でこれから儲かりそうな会社が福岡市にあるということで行ってみると…
出迎えてくれたのはオーシャンソリューションテクノロジーの水上陽介社長。
「スゴいイケメンな。」
いえいえいえ。
「漁師さんって感じじゃないですけど?」
じゃないですね。
水産業には縁が遠かった人間です。
スマート漁業って何なんですか?
今まで漁業者さんの経験と勘だったところをハイテク機材を使って漁業の形を変える取り組み。
スマート魚語湯とは最新のハイテク技術を取り入れた効率のいい漁業のこと。
水上社長はどんなスマート漁業を?
漁業者さん向けにトリトンの矛というサービスを提供。
AIが儲かる漁場を教えてくれるサービスになってます。
水上社長が作ったのはAIが魚が獲れそうな漁場を教えてくれるソフト、その名も「トリトンの矛」。どうしてわかるの?
ベテラン漁師の過去の操業データを蓄積することで、こういう気象条件であった場合にどういう風なポイントが魚が獲れるかというものをAIが提案する。
なんと過去の膨大な漁のデータをAIが分析するというのですが、実際にどのようにやっているのか?
現在、トリトンの矛を試験的に使っているベテラン漁師の髙須泰蔵さんに漁の様子を見せてもらうことに。
髙須さん曰く、AIが最初に参考にした教科書があるとのこと。
それが、
10年日記。もうこれ2冊目なんですけどね。
こちらは髙須さんの過去20年分の操業日誌。
そこにはいつ、どこの漁場のどのあたりで、水温が何度で、どんな魚がどれくらい獲れたのかびっしり書いてある。
AIはこの漁師さんの操業日誌をすべて読み込み、過去の気象データと紐付けてどのような気象状況の時にどこに、どれくらいの魚が獲れるかを法則化。
すると漁に出る時にその日の天候や海水温度、潮の流れなどを計算して、その日最も魚が獲れそうな漁場を教えてくれるんです。
さて髙須さんの漁法は5隻1チームで主にサバやイワシなどを獲る巻網漁。
これまでは九州の南側、この広い海域全体のどこかで魚のいそうな場所を髙須さんが決めて、そこで漁をしていたらしいですが、この日、AI「トリトンの矛」が示した漁場は…
鹿児島の枕崎近海を探そうと。
鹿児島南端、枕崎沖合の漁場。果たして魚は獲れるのか?
夕方5時、高須さんは串木野港からポイントの漁場を目指し、いざ出発!
AIが示した場所に魚は本当にいるのか!?
出港から2時間が経過。
「これは魚じゃないですか?」
それは魚じゃないかな。
魚群探知機には魚の影はまだ出てこない。
そして船を進めること4時間。
目的の漁場に到着。果たして…
魚がどんどんちょっとずつ増えて来てる。
「赤くなってますね。」
「これからまだ増えるんですか?」
まだまだ増える。
船に火を灯し、待つことさらにさらに5時間。
すると魚群探知機が魚影で真っ赤になっている。
急いで網を張って魚の群れを囲んだら、今度は網を巻き上げていくと…さぁどうだ?
やったー、AIが教えてくれた通り大漁!大漁!
こうして魚が獲れた魚種や潮の流れなど細かいデータも合わせてさらにAIに取り込まれ、より高い精度の予測ができるようになるんだとか。スゴい!
しかし高須さんによるとこうしたAI予測はベテランの漁師よりもこれから若い世代の漁師さんに引き継ぐ時にとっても大事になるそう。
自分達、ベテラン漁師は年間10億とか水揚げして漁労長(リーダー)が代わったからって6億円に下がってしまうと経営に打撃。
ベテラン漁師はある程度、自分の経験と勘で魚がいそうな場所がわかるものの、若い漁師さんはそうしたスキルがまだないため、あとを継いだ時に漁獲量が先輩の半分近くに…なんてことも結構ある。
でもAIが魚がいそうな漁場を教えてくれたら経験が少ない若手漁師さんでも魚が獲れるように!
トリトンの矛はまだ開発途中ですが来年4月から月額1万円の定額制で販売開始予定!
今いろんな地域から問い合わせを頂いていまして来年度中には3000隻近くの数字は見えているかなと。
ということで来年は、
オーシャンソリューションテクノロジーはスマート漁業でがっちり!
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