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[WBS][経済WEEK]チェンジ 業界の常識!"常識外"サービスで急成長![株式会社ダンボールワン]

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段ボール。ネット通販などで手にする機会も増えました。この段ボールをめぐっても業界の常識を覆すサービスで急成長している会社があります。

苦境の居酒屋を救う!?"常識外"サービスとは?

東京・新橋。

コロナ禍で閉店を決めた一軒の居酒屋が新たなビジネスを始めようとしていました。

コロナで厳しい。

そのピンチを救う新たなサービスとは?

ダンボールワンの辻俊博宏社長。

非常識なものを見つけて自分の業界に持ち込む。

苦境の居酒屋を救う!?"常識外"サービスとは?

東京・新橋。多くの飲食店が入るビル。

一軒の居酒屋を覗くと何やらワインを段ボールに詰めています。

okeyの片寄雄啓社長。

ワインをネットで販売しているので送る作業をしている。

コロナで売り上げが落ち込んだこともあり、こちらの会社では一部の店舗を閉め、今年4月にワインのネット販売を始めました。

梱包用のダンボールを準備するために利用しているのが…

「ダンボールワン」をメインに使っている。

小ロットで注文でき、すぐ届く。

スペースがないので段ボールの置き場に困るとワインを置けなくなる。

ネット通販⇑で需要増加!安く早く"常識外"サービス

段ボールなど梱包資材の通販サイト「ダンボールワン」。

ホームページには1枚3.9円から、送料無料との文字も。

そもそも段ボール業界の常識とはどのようなものなのでしょうか?

大きな段ボールメーカーだと最低1,000箱から。

大ロットで生産する必要があることが業界の常識。

会社名などが印刷された段ボールを新しくつくると約2週間必要。

もともと小さな段ボールメーカーだったダンボールワン。ネット通販をはじめ、1箱から、安く、早く、お客様に段ボールを届けるという業界の常識を覆すサービスを始めました。

直近1年間の売上高は1.5倍以上に。

フリマや飲食店がネット通販を始めたり、少しだけ段ボールが欲しい人から注文が殺到している。

"常識外れのサービス"どう実現?

その常識外れのサービス、どう実現しているのでしょうか?

中堅段ボールメーカー「ダイナパック」の工場。

そこで生産されていたのはダンボールワンの段ボールです。

ダンボールワンでは全国およそ100ヵ所の工場に生産を委託。納期を長く設定し、工場の閑散期に生産してもらうことでコストを抑えているのです。

ダイナパックの川越事業所、小原裕己所長。

空いている時間に生産できるのが大きなメリット。

"常識外れのサービス"なぜ安い?

ここは佐川のブループ会社の物流センター「佐川グローバルロジスティクス」。

佐川グローバルロジスティクスの田原圭悟さん。

ダンボールワンの段ボールを保管・梱包・発送する場所。

ダンボールワンは自社の倉庫を持たず、在庫をこうした物流センターに保管。お客様から注文が入ればすぐに配送できる仕組みを整えているのです。

きょう注文が入って、きょう出荷はネット通販業界では当たり前。

他の業界では常識、同業では非常識なものを見つけて自分の業界に持ち込むことで今のようなサービスが生まれる。

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