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[ゆうがたサテライト] 年末大掃除は致しません! 「しない派」支える最新技術

2017年12月18日

ゆうがたサテライト

今年も残り2週間余り、大掃除しました?

実は年末大掃除をしない人が増えてるといいます。

そのためなのか、トイレやキッチンなどの設備も掃除が楽になるよう驚きの進化を遂げています。

あなたはもう年末大掃除、済ませましたか?

大掃除

この子が生まれてからは大掃除をしていない。

やんなきゃいけんないなとは思っているけど…

毎年、この時期になると気になってくるのが年末の大掃除。

しかしある調査によると年末の大掃除をしない人は半数近くに上るといいます。

年末に大掃除を行ったか?
実施した51.9%
実施しなかった34.1%
他の時期に実施12.2%

町で面倒に感じる掃除場所を聞いてみると、

お風呂場。かがんだりするのが大変。

お風呂のタイルとか?見て見ぬふり。

1番に声が上がったのはお風呂場。冬の寒い時期、水仕事は大変です。

そんなお風呂掃除を楽にする商品があるといいます。

株式会社ノーリツ

[blogcard url="http://www.noritz.co.jp/"]

ノーリツの加藤友企子さん、

こちらが全自動でお掃除が出来る「お掃除浴槽」です。

全自動で掃除をしてくれる浴槽とは?

デモ機で掃除の様子を見せてもらいました。

洗浄ボタンを押すと、

残り湯を捨てきったら白いノズルからお湯が噴射されて、予洗いが終わるとお湯が泡に変わって洗浄をしていってくれる。

噴射されたお湯が狙うのは浴槽の上部部分、浴槽で一番汚れが溜まりやすい部分です。

1回わずか19円で掃除の手間を減らせそうです。

浴室全部を洗ってほしいとの要望があった。「天井からスプリンクラーで掃除できないのか」と、開発担当者へ声としてあげました。期待していて下さい。

換気扇

さらに年末大掃除で面倒だと思う場所は、

換気扇が一番大変。しつこい油汚れがね。

特にファンを外すのは小さなネジがあったりと一苦労。時間も掛かっていました。

都内に住む田波智恵子さん(61歳)も以前は換気扇の掃除に苦労をしていたといいます。

2017年に300万円以上を掛けてリフォームしたばかりのキッチン。

この換気扇がキッチン選びの決め手となったそうです。

10年間、ファンを掃除しなくていいというので不精なので選んだ。

10年間お掃除なしってどういうこと!?

パナソニック株式会社

[blogcard url="http://panasonic.jp/"]

作ったのはパナソニック。

ショールームを入ってすぐの一番目立つ場所に10年間は年末大掃除がいらないという換気扇を展示しています。

ポイントは換気扇を使い終わってスイッチを切った後にあるといいます。

パナソニックの森隆行さん、

ここから高速回転を始めます。高速回転の遠心力で油がまわりのケースに飛ばされていく。

換気扇を使用後、ファンが再び自動で回転、付いたばかりの油は遠心力で吹き飛ばされファンのケースへ。その後、油が下のプレートに集められる仕組みです。

ファンには油汚れが付きにくいので10年に1度掃除するだけでいいというわけです。(※プレートは1年に1度掃除が必要)

想定の3倍以上でずっと売れ続けている。これだけ売れるとは売り出した時には思ってなかった。ずっと困っていたことが10年にわたって解決できるというのはオプションとして追加で10万円を出す価値があるとお客様に思ってもらっているようだ。

トイレ

他にもあるお宅には大掃除をしなくてもキレイな状態が保てるというあるものが…。

それがこちらのトイレです。

中村高淑さん、

メーカーの最新の機種でお手入れが楽。

妻の直子さんは、

とっても普段の掃除が楽でキレイに保てていると思う。

株式会社LIXIL

[blogcard url="http://www.lixil.co.jp/lineup/"]

他のトイレとは一体何が違うのでしょうか?

リクシルの中嶋惣治さん、

こちらが「キレイが10年続く」トイレ。

なんとこのトイレ、100年間新品同様の白さと輝きが続くといいます。

作っているのは愛知県常滑市にあるリクシルの工場。

ズラッと並ぶのは型から抜かれたばかりの逆さまの便器。これを1,220度の釜の中へ。

20時間かけて焼いていきます。

100年キレイが続くというヒミツは陶器の表面に特殊な物質を焼き付けた「アクアセラミック」にあるといいます。

開発したのはリクシルの自社研究所「マテリアルサイエンス研究所」。

完成まで約20年掛かったといいます。

奥村承士さん、

こちらがリクシルの研究開発部隊の拠点。普段は一般の方は立ち入りが出来ない。

今回は特別に中を撮影させてもらえました。

アクアセラミックを開発した奥村さん、

1部にはなるが1,000枚以上のサンプルを評価して今回の技術ができた。

材料や作り方などの条件を変えて何度もサンプルを作り実験を重ねたそうです。

アクアセラミック

それにしても何故アクアセラミックは「100年キレイが続く」のでしょうか?

ポイントの1つ目が水の力で汚れを浮き上がらせる技術。

便の中に含まれる油分の落ちやすさを比較する実験、青い油を汚れに見立て水の中に入れるとアクアセラミックの方はあっという間に汚れが剥がれ落ちました。

なぜこの差ができるのか?

通常の時に水滴を落としてみると、

プルンとしているのが分かる。

一方のアクアセラミックでは水滴が陶器となじみ平たく広がりました。これがポイントです。

アクアセラミックの方が水と3倍くらいなじみやすい。汚れの下に水がより潜りやすくなる。

水のエッジ部分をより鋭角にすることで水が汚れの下に潜りやすくなり汚れを浮かすことが出来るといいます。

ポイントの2つ目は水アカをつきにくくする技術。

従来の陶器では青く染めた水アカはこすってもなかなか落ちませんが、

アクアセラミックは簡単な掃除で水アカがとれる。

水アカが付きにくいので水アカが引き起こす便器の黒ずみも防げるといいます。

そのため簡単な掃除だけでキレイな状態が100年続くというこのトイレ。

従来品と比べ販売台数は1割伸びたといいます。

今回の技術も非常にいいが、まだお手入れをしやすくする技術。今後はお手入れなしを目指したい。

年末大掃除をしない派を支える技術はさらに進化しそうです。

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