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[WBS]【THE行列】おばあちゃんのアップルパイ!

2019年10月18日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

観光地として有名な神奈川県鎌倉市。

鶴岡八幡宮の参道沿いのお店に行列が…

お客様のお目当てはアップルパイ。

愛知県から来た。

楽しみです。

この前通りかかったらすごい良い匂いで。

世界一ってどんな感じなんだろうと思って。

「世界一」とアピールするアップルパイ。

その味の秘密とは…

鎌倉ミレメーレ

[blogcard url="https://www.no1marco.com/"]

今年6月にオープンしたアップルパイ専門店「鎌倉ミレメーレ」。

週末には常に15人ほどが行列を作るこちらのお店。

1日1,000個以上売れることもあります。

ボリュームのあるパイ生地の中にはリンゴがぎっしり。

そのお味は…

甘すぎなくておいしい。

リンゴでかい。

さっぱりしている。

甘すぎるカスタードではなくリンゴの甘さを引き立てる。

このアップルパイを作っているのがイタリア人のマルコ・モリナーリさん。

私の家族は1321年からずっと料理人。

日本でいうと鎌倉時代から。

北イタリアで700年続く料理人一家の生まれです。

世界パスタコンクールで3連覇するなどこれまで数々の賞を獲得してきました。

日本に来たのは30年前。そして19年前から横浜にイタリアンのお店を構えています。

そんな一流シェフのマルコさんにとって長年の夢だったのがアップルパイの店を出すこと。

8分の1のリンゴ。

やっぱり食感。

おばあちゃんは8分の1入れていた。全く同じ。

迫力のあるアップルパイ。

リンゴの大きさにはこだわりがあります。

北イタリアの家庭料理でもあるアップルパイ。

マルコさんにとってはおばあちゃんの思い出の味です。

子供の頃はアップルパイがおばあちゃんからもらう一番おいしい焼き菓子だった。

いつか私もリンゴパイを作ろうと7歳くらいの時に思った。

アップルパイを日本でも食べてもらいたい。おばあちゃんの味をベースにマルコさんは自分なりのアレンジを加えました。

最後に香りづけ。これはもともとリンゴのシロップ。

ツヤを出しもっとパリッとさせるため。これはこだわり。

「香りも変わる?」

変わってくる。

焼いたパイ生地にシロップを塗り、もう一度オーブンへ。

少し手間がかかるがシロップを塗らないとパリッとしない。

シロップはオーブンの中でプチプチと弾けていきます。

2度目は軽く焼くことで香りとツヤが出てパリッとした食感になるといいます。

これで完成かと思いきや…

「これは何?」

豆乳100%のクリームチーズ。

酸味があって滑らかになる。

パイ生地の中へ注いでいきます。

これがおいしさの秘密。

甘いカスタードに加え、酸味のある豆乳クリームチーズを入れることで甘さのバランスを取ります。

おふくろの味、おばあちゃんの味は大人になっても忘れない。

1万4,000キロ離れているが何かしたかった。

おばあちゃの思いを考えたらアップルパイしかない。

おばあちゃんがこの店を見たら喜んでくれる。

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