オーダーメイドできる意外なモノが登場します。
お客様が真剣に見ているのは…

こちら!
2145通りの組み合わせがあるといいます。

一体なに?
デパ地下らしからぬ商品に行列ができています。
キーワードはオーダーメイドです。
MOMOFUKU NOODLE(モモフクヌードル)
[blogcard url="http://www.cupnoodle.jp/momofuku/"]
大阪、阪急うめだ本店。

地下1階、食料品売り場の一角に長い行列がありました。

その先には色鮮やかなものが。

これは一体?
カップヌードルを作るために並んだ。

デパ地下でカップヌードル!?


オーダーメイドカップ麺
今年10月にオープンしたばかりのモモフクヌードル。

自分で好きなモノを選べるのはなかなか無くて変わっている。

実はここ、阪急と日清食品のコラボレーション店舗。

自分好みにカップヌードルをオーダーメイドできます。

一般的なカップヌードルといえば醤油スープに肉、エビ、ネギ、タマゴが入ったものですが…


ここではまず3種類の中からスープを選びます。

トマト、ホウレン草、ニンジンなど野菜だけで作られたもので化学調味料は一切使用していません。

麺は食物繊維や全粒粉を使ったノンフライ。

そして目を引くのが色とりどりの具材です。

ホウレン草とカボチャと…

アボカドや赤ピーマンなどを固めて乾燥させ、ダイス状に加工したヤサイコロ。



10種類の中から4種類を選びます。

その組み合わせは2145通りです。

店先でフタをすればできあがり。

オシャレなパッケージに入って価格は540円。

高額ながら飛ぶように売れます。
スープパスタみたいな感じで濃厚。

バジルの味を食べたけど、すごくおいしかった。

特別な感じ。

「カップ麺は普段食べる?」
あまり食べない。

スープ飲んだら太るとか。

体に良いかな、ヘルシーで。

早く帰って食べたい。

家に帰ってお湯を注げば3分で野菜たっぷりのヘルシーな一品に。

従来のイメージを覆す高級カップヌードルです。

日清食品のマーケティング部長、藤野誠さんは、
従来のカップ麺のイメージを変えたい。

普段カップ麺を食べない女性に食べてもらいたい。

その狙い通り、行列の8割以上が女性客です。

株式会社阪急阪神百貨店
[blogcard url="http://www.hankyu-dept.co.jp/"]
では今回のコラボレーション、阪急側にはどんな狙いがあるのか?

6年前の建て替えオープン以降、阪急はグリコの高級ポッキーやカルビーの高級ポテトチップスなどメーカーとのコラボ商品を次々とヒットさせてきました。

さらに…
阪急阪神百貨店のフード新規事業開発本部、馬場淳士さんは、
ハウス食品とコラボレーションした「カレーパンノヒ」というブランド。

ジャワカレーやバーモンドカレーが中にはいったカレーパンやオタフクソースとタッグを組んだお好みソース饅頭なる商品も展開しています。




メーカーと1年~1年半かけて一緒に作り上げていく。

「阪急にしかない」だけではお客様をワクワクさせることはできない。

お客様が良く知っている「このブランド」の「この商品」が阪急のフィルターを通してこうなる。

そこに驚きと発見を抱いてもらいたい。

次なる商品も開発中だといいます。

「何系の商品ですか?」
それはちょっと…

2019年度中には披露したい。

百貨店側は生まれ変わった誰もが知る商品でお客様を楽しませ、メーカー側は新たな顧客を掴む。
両社の思惑があたり、今日も長い行列ができます。
