自動車メーカーの新たな動き。日産自動車は国内有数の車載用電池メーカーへの出資を決め、筆頭株主になることがテレビ東京の取材でわかりました。EV（電気自動車）の開発を急ぐ自動車メーカーの間では電池の獲得競争がこれまでにないほど激しくなっています。
車載用電池メーカーの筆頭株主に！日産 電池の安定確保の動き加速
日産が筆頭株主になるのは車載用電池の開発と製造を手がけるビークルエナジージャパンです。
ビークルエナジージャパンはマクセルと官民ファンドのINCJなどが出資する車載用電池の専業メーカーで世界トップクラスの高い容量の電池開発技術を持つとされています。
複数の関係者によると日産はINCJから47％の株式を買取り、ビークルエナジージャパンが新たに発行する株式を引き受けることで株式の過半数を取得し、その出資額は数十億円に上るということです。
電池をめぐってはホンダがアメリカで韓国のLGグループとEV用の電池開発を進めると発表し、トヨタも7,300億円を投資して、EV用電池の生産体制を強化するとしています。
日産の関係者は車の電動化に伴い、電池の安定確保に向けた動きを加速していくとしています。