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[がっちりマンデー]儲かる!睡眠ビジネス2022(2)[株式会社ナインアワーズ]

儲かる!睡眠ビジネス2022

ぐっすり眠れる!睡眠ビジネス最前線

よく眠れるホテルのマル秘計測ルーム

続いてやって来たのは東京・千代田区にあるナインアワーズって会社。

広報担当の米本さんによるとこの会社、とある睡眠ビジネスでかなりがっちりらしい!

ナインアワーズ
米本秀高さん

コロナ禍前で年間15億円。

年商15億円とは一体どんなビジネスなのか?

すると米本さん、オシャレな建物に入り、どんどん中へ。エレベーターを上った先にあったのは…

ナインアワーズ
米本秀高さん

カプセルホテルを運営している。

ナインアワーズは全国に19店舗のカプセルホテルを運営している会社。

ナインアワーズ
米本秀高さん

合計3,000室以上。
日本一のカプセルホテルの運営会社。

3,000室の客室数と15億円の売上げはカプセルホテル業界で日本一。確かに睡眠ビジネスでグイグイ伸びてる!

ちなみにナインアワーズの宿泊料金はおよそ5,000円。これ普通のカプセルホテルよりは1,000円ほど高いのですが、それでもなぜこんなにお客さんを集め儲かっているのか?

そこにはナインアワーズの思い切った作戦がありました!

ナインアワーズ
米本秀高さん

睡眠に特化したホテル。
大浴場、漫画エリア、睡眠に関係ないところはカット。

ナインアワーズの戦略は睡眠に直接関係ないものは徹底的にカットして、その分、寝るための設備にお金をかけるってこと。

確かにいわゆるカプセルホテルといえば館内に大浴場があったり、ワンフロアまるまる漫画や新聞が揃った休憩スペースがあったり、寝るのには直接関係ない設備が結構多かった。

そこでナインアワーズは大浴場やサウナをコンパクトなシャワーブースにチェンジ。

さらに休憩スペースはフロントの脇にちょっとだけ。

その代わりに睡眠に関わる設備には惜しみなくお金を使う!

ナインアワーズ
米本秀高さん

マットレスは10万円前後。
枕も2万円程度。
非常にいいものを使っている。

この睡眠特化型戦略が大ウケし、ナインアワーズはググッと伸びたってワケなんです!

さて、そんな睡眠にこだわるナインアワーズ、昨年画期的な睡眠サービスを導入したという。

その責任者を務める野末さんに話を聞いてみると…

ナインアワーズ
野末馨さん

睡眠の分析サービスを提供。

睡眠の分析?

ナインアワーズ
野末馨さん

カプセルに入って寝ると呼吸の回数、心拍の回数、睡眠の深さが分析される。

ナインアワーズは睡眠の質を分析できる新型カプセルを作っちゃった!

一般的にいびきや無呼吸に悩む人が睡眠データを測定する場合、クリニックなどに行き脳波などを計測する機械をペタペタを身体中に取り付けないとならない。

しかし、ナインアワーズの最新カプセルにはライトの脇に赤外線カメラを、頭の後ろのパネルに集音マイク、さらにマットレスの下に体動センサーが設置されていて、機械を何も身に付けず睡眠データが測定できちゃう!

でも、本当に寝ているだけで睡眠データが取れるのか?

ということで忙しい時期は会社のイスで寝ることもある番組ディレクターが実際に睡眠解析を体験してみることに。

おっと開始6分でものスゴいいびきをかき始めた!

その後も仕事で何かストレスを抱えているのか、ひたすら寝返りを繰り返す。大丈夫か?

およそ1週間後、メールで届いた解析結果を見てみると睡眠時間やいびきの回数、音量が記されているのですが、特に気になったのが途中で目が覚めてしまう中途覚醒の回数。

一般的には中途覚醒が6時間で21回程度ならよく眠れているということなんですが、ディレクターはおよそ4倍の84回!

6時間も寝ているのに深く眠れているのはたったの3時間ということが判明。

しかし、睡眠解析カプセル、料金はなぜか他のカプセルと一緒。

そこにはナインアワーズの驚くべき設けのからくりが隠されていた!

実はこの睡眠解析プラン、睡眠データを第三者に提供するという条件を承諾したお客さんだけが利用できる。

計測した睡眠データは個人が特定できない形にしてから企業や研究施設に提供。

ナインアワーズは企業などから協力費としてお金をもらうって仕組み。だからお客さんの料金は普通と一緒でいいってワケ!なるほど。

昨年の12月に始めた睡眠解析サービスはわずか10ヵ月で3万人以上が利用!

ナインアワーズ
米本秀高さん

ナインアワーズは睡眠解析でがっちり!。

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