株式会社ニコン
[blogcard url="http://www.nikon.co.jp/"]
ギネスワールドレコーズジャパン、公式認定員の小池真理子さんは、
挑戦するのは「Longest distance swung between two bars」。
今日、行われたギネス世界記録への挑戦。2本のバーの間をぶら下がって飛ぶ最長距離を目指します。
挑戦するのはプロフェッショナルパルクールアスリートのZENさん。
周りの環境をし利用して「走る」「飛ぶ」「登る」など素早く移動するスポーツ「パルクール」のプロです。
バーの間隔は3.5メートル。現在の記録3.2メートルから、さらに30センチ伸ばして新記録達成を狙います。
その瞬間を捉えるのは株式会社ニコンのアクションカメラです。
株式会社ニコンイメージングジャパンの竹内弘之さんは、
今回、メーンに使った商品はレンズが2つついていて、360度全方位の動画を撮れる。
カメラの前面だけだけでなく背面にもレンズが。360度全方位を動画で撮影できるこのカメラで記録達成の瞬間を捉えます。
多くの人が見守る中、挑戦が始まりました。体を弓のようにしならせ、反動をつけた次の瞬間、
はい、大丈夫です。
見事、世界記録達成です。
株式会社ニコンのカメラが捉えた成功の瞬間は専用のソフトで画像処理をして再生します。前のカメラで撮った映像から後ろのカメラで撮った映像へ、切れ目なく再生することが出来ます。
さらに左右だけでなく、上下にも360度映し出すことが出来ます。
株式会社ニコンは今回のギネス世界記録への挑戦を動画サイトなどに配信し、カメラのアピールにつなげる狙いです。
世界一というのが非常に大きなフック。興味を持ってもらい、アクションカメラでは後発の参入なので、ブランド醸成を図っていきたい。
ギネスワールドレコーズジャパン株式会社
[blogcard url="http://www.guinnessworldrecords.jp/"]
60年以上の歴史を持つギネス世界記録。
年間の申請数は世界で5万件を超えますが、認定されるのはその内の5%ほど。
日本でも個人の申請が大多数ですが、いま企業からの申請も増加傾向にあるといいます。
費用は申請だけであれば基本的に無料。ただほとんどの企業が記録達成を確実にするためのアドバイスを有料のサービス(30万円)を受けるそうです。
さらに認定の現場に立ち会う公式認定員の派遣料には120万円。
費用はかかりますが、
ギネスワールドレコーズジャパン株式会社の小川エリカ社長は、
コストパフォーマンスの高いマーケティング方法。世界一を取ったその日もPRになるが、取った後にも商標を活用したり、世界記録になった会社・商品だとアピールすることで話題性を作っていける。
例えばパナソニック株式会社は、乾電池「エボルタ」の長持ちを実証するため発売当初から乾電池を動力源とした様々なギネス世界記録に挑戦。マーケティングに活用してきました。
また東洋ライス株式会社は2016年7月、1キロあたり1万1,304円の米が「最も高額なお米」として認定されました。香港で120キロ分が完売するなど予想を大幅に超える反響があったといいます。
日本企業にはある特徴も、
日本人は真面目でコツコツと準備をする。記録をとる確率が高い。世界最大より世界最小の緻密なものをつくる。欧米とは逆の精密さに美しさがある。
ミネベア株式会社
[blogcard url="http://www.minebea.co.jp/"]
世界最小という記録でビジネスチャンスを広げた企業があります。
精密機器などの回転部分を支えるベアリング。ミネベア株式会社は直径22mm以下の小さなベアリングの製造で世界シェアトップを誇ります。
2015年に認定された世界記録が、
世界最小の量産可能なボールベアリング。
直径1.5mmという極小のベアリング。このベアリングは800万円以上の高級機械式時計に採用されました。
ミネベア株式会社の石川尊之広報部長は、
記録を取るわけではなく、究極の技術力がそこまで試せるか限界に挑戦した。社内外に公に認定されたものとして開示できるので申請した。
ギネス世界記録が次のビジネスにもつながり、いま医療機器メーカーと製品の開発をしているといいます。
小さいベアリングがどういう形で使われるか、用途は広がってほしい。
ギネス世界記録が新たなビジネスを生むかもしれません。