ニッコーム株式会社
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太平洋側に位置する三沢市。
また雪が降ってきたがよ~。
辿り着いたのはニッコームという会社。
ニッコームの日髙です。
「失礼ですがおいくつですか?」
昭和12年生まれです。1937年生まれ。
御年81歳にしてパソコン2台を操るハイテク大好きの日髙滋社長。
「がっちりですか?」
がっちりですね!
大丈夫ですか、相当期待できそうですけど…。
青森県の日本一を教えてください!
私どもはこれを作っております。
「これ何ですか?」
産業用抵抗器、パワーフィルムレジスター!
「つまりこれが…?」
青森県は産業用抵抗器を日本一作ってるんです。日本では他社は作れない!シェア100%っちゅうことですね。
産業用抵抗器
ニッコームが開発した産業用抵抗器は国内シェア100%。ということは当然、青森県がシェア100%。ダントツです!
なんだかスゴそうですけど、そもそも抵抗器って何なのか?
抵抗器は電気を熱に換えるという電子部品なんです。
どういうことかというと、電線から流れてくる電流には時々ノイズが出てしまいます。
精密な機械だとトラブルのの原因になることも…
そこで抵抗器を付けることでノイズだけ取り除いて熱に変換、取り除いてくれるらしい。
1966年に三沢市で設立したニッコーム。
現在、100種類近くの産業用抵抗器を開発しています。
「例えばどんなものに使われてるんですか?」
産業用ロボット、電気自動車、新幹線。
なんと全国を走る新幹線や今話題の電気自動車にとスゴいところに欠かせないパーツとしてニッコームの抵抗器が活躍しているのです。
でも、一体どこがどうすごいのか?
難しいのは金属と焼き物を貼り合わせる事!この貼り合わせるのがニッコームの技術!
ニッコームの産業用抵抗器は電流が入ってくるとノイズだけ熱に変えて外に出す仕組み。一番難しい工程が材質の違う板をピタッと貼り合わせること。
そのノウハウを持っているのがニッコームだけなんです。
そこで今回、テレビ初、貼り合わせの製造現場を見せて頂けることに!
製造現場
ここからは職人の部屋!
扉の向こうにいたのは、
お邪魔します。
あら、なんと女性だらけって、まさかここが?
心臓部ですね、当社の!
世界初のオンリーワン技術を支えていたのはたった6席の作業台に座る青森の女性だけの職人集団。
液体のハンダを塗ったらセラミックの板と銅板を張り合わせていきます。
シンプルに見えますがピンセットを動かすスピードや力加減を少しでも間違えると隙間にわずかな空気が入り使い物にならなくなる究極の職人技なのです。
「がっちりマンデーです。」
製造部の志村弘美さん、
いつも見てます!
「この仕事、もう長いんですか?」
12年ぐらいやってます。
「どれぐらい?」
製造部の澤上恵さん、
11年目です。
「大変なのは?」
夏場です!溶けます!ノーメイクで!
わずか6席の作業場から生み出される年間500万個以上の抵抗器が全国の産業やインフラで大活躍しているのです。
社員60名のうち女性社員は45名。青森の女性がニッコームを、いや日本を支えていたんですね。
青森県は産業用抵抗器日本一でがっちり!
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