ビジネス関連 ワールドビジネスサテライト

[WBS] 来年はコレが来る!? ヒット予測 ベスト10

2017年11月2日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

2017年もあと2ヶ月です。さまざまなモノやサービスが生まれヒット商品も多く生まれました。

その中でも特に注目を集めた2017年のベスト5はこちらです。

5位は仮想通貨のビットコイン。こちらはニュースで何度も取り上げられています。光と影がありました。

4位はミールキット。下ごしらえや味付けなどを終えた食材セット。自宅では炒めたり、ひと手間加えるだけということで働く女性にも人気があります。手作りだけど簡単というわけです。

3位はクラウドファンディング。インターネットを通じて不特定多数の人から出資や協力を募るという方法です。

2位は明治 ザ・チョコレート。これは香りや味など産地によって異なるカカオ豆の特徴を全面に押し出したチョコレートです。

そして1位はニンテンドースイッチ。外では携帯ゲーム機、そして家では据え置き機ということで1台2役をこなします。とっても売れているということで任天堂の業績予想を押し上げたというニュースもありました。

順位商品・サービス名
1位ニンテンドースイッチ
2位明治 ザ・チョコレート
3位クラウドファンディング
4位ミールキット
5位ビットコイン

来年は何が来るのか、これが気になりますね。

日経トレンディの2018ヒット予測100の中から来年ヒットする可能性を秘めたモノやサービス、ベスト10を見てみましょう。

7~10位

順位商品・サービス名
10位みな得フードシェアリング
9位即席パーフェクト・ヌードル
8位遠近「スイッチ」メガネ
7位走って戦うジュニアシューズ

みな得フードシェアリング

「みな得フードシェアリング」、あまり聞き慣れない言葉ですがどんなものなのでしょうか?

食や (たべものや)

[blogcard url="http://www.tabemonoya.tokyo/"]

東京港区にある視線栽培の食材にこだわったている「食や」。

どうしても残る料理が出てしまうのが飲食店の宿命です。

梶本亮オーナーは、

今日も惣菜が残り気味なところがあるので…。

オーナーが利用しているのが「TABETE(タベテ)」というアプリです。

[blogcard url="https://www.tabete.jp/contents/views/"]

飲食店が余分に作りすぎたり、予約のキャンセルなどで余った料理をアップ。それを見た登録者は「処分価格」で食べられるというシステムです。

皆が得するから「みな得フードシェアリング」です。

ちなみにこの日、1,300円の弁当を800円でアップしたところ、すぐにお客様が寄ってきました。

ありがたい。経営の問題もあるし、社会的にも。

現在は15店舗、1,100人の踏力者でテスト運営中。ほかにも同じような仕組みが広がりつつあるそうです。

「TABETE」を運営するコークッキングの川越一磨CEOは、

ちょとしたお得感。「食べ物を助けに行く」=フードレスキュー。フードロス削減、気軽な社会貢献につながっていればいい。

即席パーフェクト・ヌードル

第9位、即席パーフェクト・ヌードル。

大浜平太郎キャスター、

栄養表示成分を見るとちょっと驚きます。ありとあらゆる栄養素が書き込まれています。

ベンチャー企業が開発中の世界初、1食で31種類の栄養素が取れる即席麺「BASE PASTA(ベースパスタ)」です。

作り方はお湯を注いで3分。そこにソースをかけるだけ。

ザラザラしたパスタ。腹持ちは良さそう。お腹にたまるって感じがします。

さらに糖質は一般のパスタの半分。カロリーは30%オフ。

すでに大手コンビニも関心を寄せていて早ければ2018年1月からテスト販売の予定です。

遠近「スイッチ」メガネ

大浜キャスター、

私が掛けているメガネ。遠近スイッチメガネ。見た目は普通のメガネですが内側のスイッチひとつで遠近両用に切り替えられる。画期的なメガネ。

走って戦うジュニアシューズ

2018年春に発売予定のバンダイの子供用運動靴「走って戦うジュニアシューズ」。

この靴の中にセンサーが入っていて、スマートフォンのアプリと連動するようになっています。走ったり飛んだりした運動量に応じてアプリ内のゲームが進むという仕掛けになっています。

6位

順位商品・サービス名
6位UMSAMI家電

UMSAMI家電

都内にある会員制のレストラン「29ON」 。

この店の名物は「焼かない焼肉」。低温でじっくりと加熱することでうまみを逃さず、しかも肉が柔らかいままになるといいます。

ここで大活躍しているのが6位にランクインした「UMAMI家電」。

手軽に低温加熱ができる調理家電です。

「29ON」を運営するfavyの米山健一郎取締役、

今までの低温料理はホテルとかでしか導入されていなくて設備に200万~300万円かかる。ハイコストだったので一般の飲食店が導入するのは難しかった。

使い方は簡単。UMAMI家電を水の中に入れ温度を設定。味付けした肉を密閉保存袋に入れて水の中に入れるだけです。

UMAMI家電が水を一定の温度に保つので、あとはそのまま放置。

5時間経った肉にナイフを入れると中はきれいなピンク色。

押すとじわっと肉汁があふれる。

もちろん肉の部位に合わせて温度や時間の設定を変えたり、店独自の味付けなどでプロの味を実現しています。

しかしシェフがコッソリ教えてくれたのは、

鳥のささ身肉、非常に安価な部位だが、すごくしっとりした肉ができる。家で調理するのにもおすすめ。

調理人泣かせではある。

調理人泣かせのUMAMI家電、今後は家庭向けに国内外のメーカーから発売が相次ぐ予定です。

5位

順位商品・サービス名
5位ハイドロ銀チタン

ハイドロ銀チタン

花粉やカビ、さらに不快な臭いを撃退するという新素材。

ウェアやタオルなどにも組み込めば臭わなくなるということで現在、50社以上の企業が参画して商品化を進めているところということです。

4位

順位商品・サービス名
4位日本流グローサラント

日本流グローサラント

食品スーパーを意味するグローサリーとレストランを合わせた造語で、食品売り場と体験型レストランが融合した業態。

成城石井やイオンなどが本腰を入れ始めています。

2~3位

順位商品・サービス名
3位疲労回復ジム
2位熱狂ライブコマース

疲労回復ジム

東京・吉祥寺にあるフィットネスクラブ「ティップネス吉祥寺」。

こちらが3位の疲労回復ジム。当日の体の調子によって鍛えるのか、それとも疲労を取るのか提案してくれます。

まずは体の調子を測定。心拍数や自律神経の状態をチェックします。

出ました。「L-」となっています。

柳屋孝司コーチ、

今日のコンディショニングのポイントは「回復を意識」したメニューが大事。

3階に分かれたこのジムではフロアごとにメニューが違います。

2階は調子が良い日用。トレーニング機械が揃ったフロアでしっかり鍛えます。

3階は普通の日用。ストレッチなど軽めで体の調子を整える全身運動が中心。

少し疲労が溜まっていると診断された大浜キャスターは1階の疲労回復専門フロアに。

遠赤外線効果で体の内側から温めて、普段こわばりがあるような肩・首周りを少しほぐしていく。

その後は自動整体機で体を内側からほぐしていきます。着替えをせずにそのままの格好ででOKです。

平日の夜は仕事帰りの人でほぼ満室だといいます。

利用者は、

鍛えるばかりだと続かない。疲れているときはここでリラックス。

ティップネスの上野和彦事業企画推進部長は、

フィットネスクラブの参加率が伸びていかないという現状があった。問題点を探っていくとフィットネスクラブは元気でやる気のあるときしか使えないサービスだと。そうではないときに使えるサービスを開発しないといけない。

ジムに通って日常的に運動をする人は3%というデータも。残り97%を取り込めるか業界の注目も集まっています。

熱狂ライブコマース

2位は「熱狂ライブコマース」。

インターネットでライブ動画を配信し商品を紹介・販売するネット通販のことです。

売り手と買い手がリアルタイムで直接やりとりをしながら商品を売買します。

ネット通販の気軽さと相手が見えるリアル店舗の安心感を両立できるのがメリット。

今年は女性向け動画サイト「Cチャンネル」やフリマアプリの「メルカリ」などが相次いで参入。

今後、専門店や量販店の参入も予想されるなどますます熱狂の予感。

1位

2018年、最もヒットが予想されるモノ、第1位は「マルチAIスピーカー」です。

順位商品・サービス名
1位マルチAIスピーカー

マルチAIスピーカー

AI(人工知能)を搭載していて話しかけるだけでネット検索や家電の操作もできるというものです。

グーグル、LINE、国内でも発売を始めている商品です。

さらに12月にソニーが発売をします。

年内には欧米市場で圧倒的なシェアを持っているアマゾンも日本市場で発売を予定しています。

このAIスピーカー、2018年に普及に向けて大きく進むと見られています。

佐藤央明編集長

日経トレンディの佐藤編集長に聞いてみます。

「今回のヒット予測、何か共通点はあるのでしょうか?」

暮らしが大きく変わる年になるのではないか。そう思わせる商品が多くなっています。一言で言うと便利で楽しくなる、という年になります。

-ビジネス関連, ワールドビジネスサテライト
-