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[モーニングサテライト][モーサテ永守塾]日本電産のEV戦略とは?[日本電産株式会社]

モーニングサテライト

著名な経営者の方から生きた経済を学ぶ新コーナー「モーサテ塾」。

初回のシリーズは日本電産の永守重信会長兼CEOを講師に迎え、「モーサテ永守塾」としてお伝えしています。

3時限目となる今回は永守さんがEV(電気自動車)の事業について熱く語ります。

日本電産のEV戦略とは?

日本電産、永守会長によるモーサテ塾。

これまで2回の放送で永守さんは成長性こそが企業価値の源泉だと強調してきました。

野沢春日キャスター

起立!

3時限目となる今回のテーマは日本電産が今後の成長を賭けるEV戦略です。

安いクルマに勝機あり

日本電産
永守重信会長兼CEO

若い人は所得が少なく100万円、200万円という車は少ない。
車の価格は5分の1になる。モーターとバッテリーだから。

日本電産の連結売上高はおよそ2兆円。

永守さんは2030年に売上高10兆円、現在のおよそ5倍に伸ばすという目標を掲げています。

その成長の柱として期待しているのがEV(電気自動車)です。

日本電産
永守重信会長兼CEO

中国で最近45万円の車が出たから若い人が買っている。
クルマの競争の中では航続距離が600kmとか1,000km必要と言う。
だいたい車を持っている人は1日100kmも走らない。
EVのミニカーならバッテリーも小さく安い。
40万~50万円の車が出てきたら誰でも買える。
雨が降って寒い時に子供を幼稚園に送っていく。
自転車の前に子供を乗せる姿を消さなくてはいけない。
ニーズはそこにある。
今の車では世界販売は8,000万台だが実際は5億~6億台分欲しい人はいる。
軽薄短小のモーターで馬力が出て電気をあまり消費しない車を開発している。
世界の車を欲しい人たちに供給したい。

経済経営学部4年
北田さん

EVの話で「イーアクスル」の話があった。

日本電産
永守重信会長兼CEO

よう知ってるやん「イーアクスル」。

経済経営学部4年
北田さん

勝つための信念や考えは?

日本電産
永守重信会長兼CEO

エンジンをのけてモーターなどのシステム「イーアクスル」を載せる。

いま日本電産が開発に力を注ぐのがモーターや減速機などを組み合わせたイーアクスルという駆動装置です。

EV戦略のカギ「イーアクスル」

永守さんは3年後からEVの普及が一気に加速すると考えていました。

日本電産
永守重信会長兼CEO

EVの時代が来るわけで2025年には分水嶺。
先に巨大な工場を中国や欧州に造り待ち伏せしている。
パソコンを開けたら必ず「インテル・インサイド」と貼ってある。
「ニデック・インサイド」

Nidec Inside EV時代の覇者を目指す

未来の勝者を決めるカギは

工学部2年
田中さん

目標を目標たらしめる基準とは?

日本電産
永守重信会長兼CEO

何事も下積みができていないと大きな目標をつくっても成功しない。
ロボットをつくるのは部品を買えば誰でもできる。
その部品が一番のキー。電気自動車もキーはモーター。
キーコンポーネントをつくれるものを持っていないと。
キーコンポーネントでは世界シェア8割、9割とる。
車はトヨタが世界一でもシェアは10%程度。

キーコンポーネントはシェアが取れる

日本電産
永守重信会長兼CEO

固定電話を作った会社が携帯電話では一番になっていない。
携帯電話を作った会社も全部スマホにやられた。
ブラウン管テレビをつくったソニーと松下が一番だった。
LEDになったら韓国、中国が全部とった。
それぐらい技術革新は怖い。
ガソリンエンジン車はダントツに強い、トヨタは。
EVになったらわからない。
2030年過ぎには日本電産がトヨタを抜くと言っている。
そういう遠大なる夢を持たないといけない。
来週はレストランに行ってご飯が食べたいとか小さい夢でどうする。
起業家になるというぐらいの気持ちで勉強しないとだめ。

日本電産を大企業に育て上げてなお遠くて大きな夢を語る永守さん(78歳)。

学生たちはその姿勢に何を感じたのでしょう。

経済経営学部4年
北田さん

「自分の夢を語れ」と一貫して言っていた。
私は国際的に活躍したいと思っている。志を持って頑張っていきたい。

工学部2年
小島さん

大きな夢を持ち、実現するために下積みをして基礎を固め、一歩踏み出して行こうと思う。

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