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[WBS] ハロウィーンで沸く街に…なぜサラリーマンが大集結!?

2016年10月29日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

Pokémon GO

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東京・渋谷区のスクランブル交差点。

ハロウィーン本番を前に仮装した人で盛り上がっています。

交差点の端には混雑に対応するため警察車両も見えます。

渋谷駅周辺では今年は100近くのイベントが予定されていて渋谷はいま、ハロウィーン一色に染まっています。

ハロウィーンで盛り上がる交差点からしばらく行くと。そこには雨にも関わず黙々とスマートフォンを眺めるサラリーマンの人だかり。

「捕まえたものは?」

プテラ、こんなの出るのかって驚いた。

夢中になっていたのは「ポケモンGO」。

実はこの辺り、ポケモンを沢山捕獲できるとしてプレイヤーの間では聖地と呼ばれている人気スポットです。

さらにポケモンGOは期間中にゴーストタイプのポケモンが多く出る初めてのハロウィーンイベントを開催しています。

そのポケモンを捕まえようとしているのが中高年です。

配信当初の熱狂ぶりが落ち着き、いまポケモンGOの利用者は10~20代の若者が13%減少して37%、30~50代の中高年が11%増えて58%になっています。

なぜここまで中高年が夢中になっているのでしょうか?

収集するのがいい。電車とかでやっている。年配の方もそうだと思う。

子どもとコミュニケーションのひとつにもなる。

「捕まえたいポケモンは?」

プテラ。

中高年のポケモン率は経済効果を産んでいました。

ビッグカメラ

この聖地の目の前にあるビッグカメラ渋谷東口店。

店頭に用意されているのがスマートフォンのモバイルバッテリーです。

しかもすでに充電済み。

ビッグカメラ渋谷東口店の大類幹鎮さんによると

当店で一度開封してケーブルをつなげて充電。

すぐ使えるようにしたことでバッテリーの売れ行きは2015年に比べて1.5倍になっているといいます。

さらに、

若年層が最初は多かったが、今は中高年の方が多くなっている。

北海道渋谷駅前店

中高年のポケモンユーザーが増えたことで、こちらの居酒屋でもポケモン特需が。

株式会社コロワイドMDの北海道事業部、廣瀬謙地区長は、

熱中されている人は飲食しながら3~4時間プレー。

ポケモンユーザーは店での滞在時間が長くなるといいます。

ポケモンユーザーが来店して長い時間、店を利用することで多くの品を頼んでもらい客単価が上がって繁盛することを期待。

シニア層

いまやポケモンGOはシニア層も巻き込んでいます。

入った、入った。ゴースを捕まえた。

町中でスマートフォン片手に夢中になるお年寄りたち。

全員、スマートフォンやタブレットを勉強するサークルで知り合った平均年齢76.2歳のポケモン仲間です。

「今レベルはいくつ?」

レベル23です。もうすぐ24になる。

スマートフォンの使い方を学んでいく中でサークル内でポケモンGOがちょっとしたブームに。

村田正子さん(83歳)。最近ポケモンGOを初めたばかりですが、実は7月に膝を悪くしてしばらく歩けない時期がありました。

ポケモンのおかげ。ポケモンGOで外に出る機会が楽しみ。

一行がポケモンを求めてたどり着いたのがとある公園。

ここではポケモン同士を戦わすことが出来るジムと呼ばれる場所があります。

早速、ポケモンバトルがスタート。

指が痛い、指紋がない。

77歳の竹本乃利子さんは現在使っているiPhoneを最新のiPhone7に変える予定です。

iPhone7の方が大きいし使いやすい。ポケモンもできる。

ポケモンGOへの情熱はまだ冷めそうにありません。

村田正子さんは

癒やしですね。日頃のいろいろなことを忘れて夢中になる、まだ当分やる。

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