こちらは大豆などを使った代替肉と呼ばれる食品です。
ネクストミーツというスタートアップ企業が製造・販売をしていますが、3月17日に最大で30%値下げすると発表しました。原料高の中、値下げをした背景はスタートアップならではの強みがありました。
原料高でも「代替肉」値下げ!スタートアップ強みは"即決"
都内にオフィスを構えるネクストミーツ。
大豆を使った「NEXTカルビ」などの代替肉を手掛けています。
今年度の売り上げは前年度の20倍以上。
そして3月17日に発表したのは…
ネクストミーツの佐々木英之CEO。
30%ぐらい販売価格を下げることができた。
主力4商品の出荷価格の値下げに踏み切りました。80グラム400円前後で販売していましたが300円を切る値段に。なぜ値下げを実現できたのでしょうか。
製造方法がすべて確立されているものと違って、まだいろいろなところが確立されていない。
効率を上げることで単価を下げることができた。
さらに販売の急拡大を受け、原材料の大量仕入れが可能になりコストダウンにつながっています。
2020年6月に会社を設立したネクストミーツ。2人で立ち上げた会社が2年足らずで80人以上のスタッフを抱えるまでに。
短期間で急成長を遂げている理由の一つが…
決断という判断は大手企業に比べ何倍も早くできる。
スピードを出して事業を進めていけるスタートアップの一番優位なところ。
商品の企画から販売までおよそ半年。消費者ニーズに対応した新商品を市場に素早く投入できるのが強みだといいます。
さらには成長を加速するため2021年1月にはアメリカの証券市場に上場しました。
現在の時価総額はおよそ600億円。世界に販路を広げる方針のネクストミーツですが、一方で日本発のスタートアップの難しを指摘します。
日本で集められる資金は欧米と比べると10分の1になってしまう。
スピードを上げて事業をやっていこうと思うと海外の方がより金は集まりやすい。
規模感が日本に比べると海外が圧倒的に大きい。