皆さんも月に何度かは利用しているかもしれませんコンビニエンスストアなどに設置されているATM。
今月から一部の銀行ではこのATMの手数料が値上げされました。
例えばやや極端の例を出しますが、キャッシュカードをATMに入れて1,000円を引き出したとします、そして1,000円と一緒に出てきたご利用明細票、こちらを見てみると手数料330円とあります。
1,000円を引き出すのに330円の手数料がかかる場合、これが出てきています。
ATM手数料
「最近コンビニでお金をおろしましたか?」
さっきおろしました。
「きょうから手数料上がっている?」
そうなんですか?知らなかったです。
「やはり手数料は気になる?」
めちゃ気になります。
「お金が無くなったらコンビニに行っておろす?」
ただ手数料がとられるので土日とか深夜帯は避けている。
こちらにメガバンクの預金口座を持っている人がコンビニATMを使う場合の手数料をまとめてみました。
4月5日から料金が改定されたのは三井住友銀行です。平日の日中は220円、それ以外は330円とそれぞれ110円づつの値上げとなりました。一方で給与の支給が集中する毎月25日と26日は日中は無料、それ以外は110円とそれぞれ値下げとなりました。
また三菱UFJ銀行でも4月1日から三井住友銀行と同じように最大で330円の手数料がかかるようになりました。
給与の振り込みなど一定の取引があれば手数料は優遇されますが、全体的には値上げの傾向にあるようです。
一方でリアルな店舗を持たないネット銀行、例えばセブン-イレブンにあるATMで現金を引き出す場合、ソニー銀行のユーザーは月4回まで無料、またジャパンネット銀行から銀行名が変わったPayPay銀行のユーザーは3万円以上ならいつでも無料です。
そんな中、新たなサービスを打ち出したあるネット銀行を取材しました。
住信SBIネット銀行株式会社
[blogcard url="https://www.netbk.co.jp/contents/"]
住信SBIネット銀行が4月から打ち出したサービス、最大の特徴は…
「消費者に得になるのは?」
住信SBIネット銀行の中川晃一さん、
認証アプリを登録すると月5回の振り込みとATM手数料の無料回数がつく。
指紋などの生体認証を使った取引認証サービスに登録するとATM手数料と他行宛振込手数料がそれぞれ5回まで無料になります。従来、同じ無料回数を得るには月末の預金残高が30万円以上などの条件が合ったため利用者にとってハードルが下がりました。
こうしたサービスを取り入れたのは大手メガバンクのコンビニ手数料の値上げの動きを意識しているからだといいます。
「大手銀行が値上げ、そう捉えている?」
お客様を獲得するチャンス。
大手銀行がATM手数料を値上げする中、お客様もコスト意識が高くなっている。
あえて無料回数を増やし、より多くのお客様の獲得につなげたい。
ネット銀行の口座数は年々拡大し、PayPay銀行は500万口座、楽天銀行は1,000万口座を超えています。
住信SBIネット銀行の口座数もこの10年で4倍以上に増えています。
当行の口座数は人口で見ると全体の3~4%。
まだ口座数を伸ばしていける余地がある。
「目標は?」
1千万口座の大台を目指していきたい。