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[がっちりマンデー] 黄色いメダルのスゴ技職人登場!「黄綬褒章2016」(3)

2016年11月6日

黄色いメダルのスゴ技職人登場!「黄綬褒章2016」

NECスペーステクノロジー株式会社

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東京都府中市のNECスペーステクノロジー株式会社。

ロケットや人工衛星の中に組み込む様々な機器を専門に作る会社なんですが、ここにも黄綬褒章をもらったスゴい人がいるらしい。

そうですよね、生産本部の鈴木克英部長。

まだ若いんですよ!スゴい人です!

それは楽しみ!

シュワっとエアーシャワーを浴びてから、とある部屋に。

斎藤さん!

この方が2015年春の受賞、斎藤克摩さん。

「おいくつ?」

46歳です。

「46歳で黄綬褒章。おめでとうございます!」

斎藤克摩さん

「どんなお仕事で受賞?」

人工衛星やロケットの搭載機器の組み立て、製作で受賞しました。

あの日本中を感動の渦に巻き込んだ「はやぶさ(2010年帰還)」にも斎藤克摩さんが組み立てた色んな機器が載っていました。

そして、黄綬褒章を授かった斎藤克摩さんのスゴ技が基盤のはんだ付け。

生産本部の鈴木克英部長によると、

たくさんの衛生をはんだ付けしています。これだけのはんだ付けをするのは、この方しかいないです。

はんだ付け

技術の推移を集めた人工衛星のはんだ付けは、すべて手作業。

しかし、こういうのはロボットを使ったほうが正確にできそうな気もしますが?

機械よりも人間の腕の方が高品質なものができる。

本当ですか?

そもそも、ロボットがはんだ付けできるようになるには、何度も設定を調整しなければなりません。

設定さえできれば、大量生産のはんだ付けもできます。

人工衛星のような一点ものの場合は、その設定に時間もお金もかかりすぎて現実的に不可能なのです。

その匠の技を見せてもらいましょう。

と思ったら、細かすぎてよく分かりません。

虫眼鏡を使って拡大しても、まだ分かりづらいです。

顕微鏡を使って見ると、結構なスピードではんだ付けをしているのが分かります。

一番のポイントはコテ先をやや寝かせて熱を一気にハンダに通す、時間をかけすぎると基盤が痛むそうです。

人工衛星は一度宇宙に飛び立つと行って修理はできない。一発修理なので完璧なものを作らなければならない。

でもいまいち、斎藤克摩さんの技のスゴさが伝わってないかも…。

対決

なので、入社2年目ながら技能五輪全国大会はんだ付け部門に出場した矢野愛望さんと対決!

「強敵じゃないですか?」

技能五輪なんて私は出たことがないので…。

抵抗とコンデンサ、LSI、それらの部品を速く正確にはんだ付けします。

黙々と作業するお二人。

斎藤克摩さんのはんだ付けははいいリズム感。テンポが良い。

対して、矢野愛望さんはさすが技能五輪。意外と負けていません。

しかし一番の違いは、

完了しました。

斎藤克摩さんが2分30秒しかかかってないのに対して、矢野愛望さんは5分経ってもまだ終わりません。

作業時間が長い分、基盤にダメージを与えているかも?

完成した基盤を見てみると、どちらもキレイに仕上がっています。

これは引き分けかと思いきや、真横から接写してみると矢野愛望さんのハンダは大きさが揃ってないけれど、斎藤克摩さんのはキレイな富士山が並んでいます。

この見た目の美しさでも部品がしっかりついているかどうか判断されるそうです。

矢野愛望さんは

まだまだ精進が必要かなと感じました。

スゴい素質はあると思います!

頑張って下さい矢野愛望さん。

これまでに斎藤克摩さんが担当した人工衛星ははやぶさ以外にも20以上。

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