木の上に登るためにお客様が並ぶ場所があるそうです。
果たして彼らのお目当てとは?
なんじゃもんじゃカフェ
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横浜市の閑静な住宅街。ここに多い日は30人以上が行列を作ります。
その先にあったのは木の上に建つ「秘密基地」のような小屋。
ジブリっぽい。
屋根裏部屋がお薦めと聞いた。
木の上には一体、何があるのか?
小屋に行くためには木製の階段を上らなければいけない。
恐る恐る登りきるとそこにはわずか5席ほどのカフェがあります。無造作に置かれたアンティークがレトロな味わいを醸し出します。
木の幹に沿って階段を登ると屋根裏部屋があります。
上り方にびっくりした。
ここでは誰もが童心に帰ります。
ワクワクドキドキする。楽しい。
小屋の外にはテラス席。木の上から横浜の街が見下ろせます。
ベーグルフレンチトースト
お客様の楽しみが熱々の鉄板に乗った「ベーグルフレンチトースト」。
パンの表面は砂糖を焦がしたカラメルでカリカリ、そこにアイスを乗せて食べるのが店の一押し。
熱い冷たいです。
カリカリのところとフワフワのところがあって美味しい。
土曜日限定30食。価格は750円。
お客様の注文が入ってから淹れるハンドドリップコーヒーも店の人気メニューです。
株式会社大関商品研究所
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それにしても何故、木の上にカフェを作ったのか?
株式会社大関商品研究所の大関耕治社長は、
料理や提供するサービスの内容で特徴を出したとしても、すぐに模倣されたりいたちごっこがすごく多いので誰にも真似できない店を作ってやりたいという気持ちは常々あった。
そこで大関耕治社長、仲間2人で小屋を自作。コストを抑えるため壁や床、そして装飾に至るまで廃材を活用しました。
これは僕が着ていたTシャツ。樹脂で固めてステンドグラス風に作ったもの。
実は大関耕治社長、約20年前にすき焼き店の経営を始めましたが軌道に乗りかけた時にBSE問題で売り上げが5分の1に激減しました。
その時、飲食店の難しさというか怖さを初めて知った。先のことは分からない。次の店からは過大な投資は禁物なんだと思った。
それから初期投資を押さえた誰にも真似できない店作りをするようになりました。
防空壕
大関耕治社長が次に考えているのは、
これが防空壕。
防空壕を活用したパン屋です。
もちろん、ここも廃材を使って手作りするといいます。
カフェのお客様にここで飲食してもらったり、楽器演奏のライブとかできたらいい。
春には石窯を使ったパン作りを始める予定。
人を楽しませたいという大関耕治社長の想いがまた行列を作り出しそうです。