株式会社なか卯
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東京・江東区にある、なか卯亀戸店。
なか卯といえば長ネギや白滝を使った和風牛丼にトロットロのこだわり卵が人気の看板メニューの親子丼、そして京風うどんなどを取り揃えたいわゆる牛丼系ファストフード店としてお馴染みですよね。
さて、そんな地味チェンジを?
特に変わっていないような…。
営業推進部の須田壮一部長、どのあたりを地味チェンジしたのですか?
実はどんぶりにのせる具材を地味にチェンジしております。
いったいどんな具材が地味にのっかったというのか?
海鮮丼
お待たせしました海鮮丼です。
なか卯の地味チェンジ、地味とは名ばかりのマグロやイクラをはじめ5種類の海の幸を豪華に、彩り鮮やかな海鮮ちらし丼(790円)。
でもこれ、飲食店にはよくある新メニューの追加だと思ったあなた!
実はこの海鮮丼、2年前になか卯があるお客様を狙って世に出した鮮やかに地味だけど深い作戦の賜物なんです。
なか卯のお客様の層はサラリーマンやOLが約7割だった。女性やシニア層にもっと利用して頂きたくて海鮮丼を開発しました。
牛丼屋さんというと若者がかけこむイメージですが、なか卯が海鮮丼で狙ったのはシニア層。
「どうでした?海鮮丼。」
美味しいです。
年寄りは肉より魚が好き。普通はすし屋で海鮮丼は最低1,000円。1,200円、1,500円のところもある。
専門店だと1,000円は下らない海鮮丼を790円で食べられるとあってシニアのお客様が結構いらっしゃっています。しかもご夫婦で!
海鮮丼を2年前から導入しているんですが、ずっと売り上げも右肩上がりです。
「右肩上がり?ずっと伸びてる?」
そうです!
狙い通りのシニア効果で海鮮丼の累計販売数は2年間で約760万食。1杯790円ですよね。
会社全体の売り上げも右肩上がり!
さらに店内にはシニア客に優しい様々な地味チェンジがありました。
券売機
券売機も地味に変えています。
今まで商品を買うためには3回押さないと辿り着けなかった。2回で商品を買えるように1行程をなくしています。
「地味ですね。」
地味に変えてますね!
最近、牛丼屋でよく目にするタッチパネル式の券売機。これを使いこなして食べたいメニューの食券に辿り着くのがシニアの皆さんにはどうにも難易度が高かった。
何を選ぶか…。選ぶのに苦労するでしょ。券売機のどこ押すんだか、お金をどこにいれるのか知らないから。
例えばこれまでお店で親子丼を食べるには、まずお金を券売機に入れてから「店内」のボタンを選択。
続いて「丼ぶり・カレー」のジャンルを選択。
最後に丼メニューの中から親子丼を選んでよくやく食券ができてきます。
画面を切り替えること実に3回。
なので「ボタンを押す回数が多い!」「お金はいつ入れるの?」とシニアの方々は困っていました。
そこでまずお金を入れるタイミングはボタンを押す前でも押してからでもどちらでも対応するように改善。
さらに親子丼など人気の高いメニューは1つ目の画面から選べるようにしてボタンを押す回数は3回から2回に減らしました。これは確かに大いなる地味チェンジです。
出店場所
お店の出店場所もビジネス街だけでなく、シニアの方が多い郊外の住宅街などにも。
地味なチャンジを重ねた結果、元々なか卯のお客様の5%くらいしかいなかったシニアのお客様が15%に。
鳴かぬなら鳴かせてみよう海鮮丼!
これはまだまだ、
がっちり!
そうですね!
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