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[WBS] 【THE行列】 「町工場」の生キャラメル

ワールドビジネスサテライト(WBS)

今日の【THE行列】は生キャラメルの人気店です。

海外の食通をも唸らせるほどの実力を持っていますが、スイーツとは程遠い会社が作っていました。

その理由と実力のワケを取材しました。

株式会社向山製作所

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福島県の郡山駅。おの駅ナカに連日、行列が絶えない人気のスイーツ店があります。

お客様のお目当ては「生キャラメル」です。

今まで食べたキャラメルで一番美味しい。

作っているのは向山製作所。

生キャラメル

生キャラメルを作っているという福島県の向山製作所の第一工場。

そこは電子部品の工場でした。従業員約80人の中小企業です。

工場の奥に案内してもらうと、

ここがキャラメルを作っている部屋。もともと給湯室だった。

正真正銘、手作りの生キャラメルです。

牛乳や蜂蜜、砂糖など食材のほとんどは地元産にこだわっています。

生キャラメルを製造する理由

しかし何故、電子部品の会社が生キャラメルを作っているのか?

社長の織田金也さんに聞くと、

2008年のリーマンショックで仕事の8割がなくなった。なんとか従業員の雇用を守りたいと思って。

そこで目をつけたのが当時次々にできた駅ナカで売れるスイーツ。

しかし、新たな設備投資は難しく、

最初、このガス台が一つだけ。

社内にあったガス台1つでできるキャラメル作りを始めました。

プロを招かず工場のスタッフだけで試行錯誤すること1年以上。

その後、サービスエリアなどの実演販売などで地道に実績を重ねました。

今では福島県内を中心に7店舗を構えるまでに成長しました。

お客様の反応

生キャラメルを食べたお客様の反応にはある共通点がありました。

溶ける感じ。

滑らかに溶けて、口いっぱいに広がる。

魅力は口の中で溶けてしまうような滑らかさ。

クリーンルーム

それを実現する最大のポイントはキャラメル作りの仕上げを行うある部屋です。

もともと電子部品会社でクリーンルームを持っているので、クリーンルームがちょうどこのような管理をしている。

本業の精密部品加工で欠かせないクリーンルームとその技術をキャラメル作りに応用しました。

部屋の温度、湿度、空気の清浄度まで徹底管理することで溶けそうで溶けないキャラメルの理想の状態を作り出します。

さらに材料の配合や煮詰める時間など全てを数字化することで部品工場のように誰が作っても同じ品質のキャラメルを実現できるようにしました。

何度もつまづきながら一個一個気が付いていく。知識はないけど知恵を使ってここまでやってきた。

いまではキャラメルソースのプリンやパンケーキなどキャラメルを生かした新たなスイーツを次々に開発。

フード事業は会社の売り上げの約5割をまかなうほどに成長しました。

サロン・デュ・ショコラ

さらに海の向こうでは、パリで毎年開催されているお菓子の祭典「サロン・デュ・ショコラ パリ」に4回出展。

町工場のキャラメルは本場からも高い評価を受けています。

お菓子屋ではない自分たちのこだわったお菓子がたくさんのお客様に受け入れられるということは、みんなに次への希望と勇気を与えられる事業になってきたと思う。

町工場のモノ作り力で生まれた生キャラメルがこれからもさらなる行列を生んでいきます。

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