スポンサーリンク

[WBS]「無印」人気商品を値下げ!”値上げの秋”にナゼ実現?[株式会社良品計画]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

8月も最終日を迎えました。

実は9月1日からパスタ製品やレギュラーコーヒーが値上がりする予定です。

はごろもフーズはパスタ製品など16品を3.0~4.8%値上げします。また、UCC上島珈琲はレギュラーコーヒーの価格をおよそ20%値上げします。

原材料や輸送コストの上昇を背景に値上げが相次いでいます。

こうした中、無印良品は8月31日におよそ200の商品を9月1日から値下げすると発表しました。なぜいま値下げができるのでしょうか、その理由を取材しました。

株式会社良品計画

https://www.muji.com/jp/ja/store
無印良品は衣服、生活雑貨、食品という幅広い品ぞろえからなる品質の良い商品として、1980年に生まれました。現在、全世界で700店舗を超え、商品アイテムは、約7,000品目を扱っています。

東京・江東区にある無印良品の店舗「無印良品 東京有明」。

店に入ると「価格見直し」という垂れ幕が。

人をダメにするソファといわれ、これまでに200万個以上売り上げたヒット商品「体にフィットするソファ・本体」を9,990円から7,990円と2,000円値下げ。

バスタオル「綿パイル その次があるバスタオル・中厚手」やフェイスタオル「綿パイルフェイスタオル・中厚手」は1,590円から990円となるなどおよそ4割安くなります。

その他、食品や生活雑貨などおよそ200品目について9月1日から全国の店舗で価格を引き下げます。

資源高による原材料価格の高騰で値上げに踏み切るメーカーも多い中、ナゼ値下げができるのでしょうか。

良品計画の岡芹尚吾さん。

コロナで生活スタイルが大きく変わった。

需要の変化で販売数量が伸びた点で価格改定できた商品が多い。

その代表例として見せてくれたのが今回40円値下げしたレトルトのキーマカレー「素材を生かしたカレー キーマ」です。

在宅勤務でランチにかける時間がないとのニーズの高まりもあってカレー全般が好調に推移している。

在宅勤務が増えた影響などもあり手軽に食べられるレトルトカレー全体の売り上げがコロナ前のおよそ1.5倍になりました。

その需要に応えるため、工場の生産ラインを拡大。カレーの材料やパッケージ資材を大量に仕入れて発注することでコストが削減できたといいます。

一方、原材料を共通化することで値下げを実現できた商品も。

価格が半分近くになった水鳥の羽を使ったまくら「羽根まくら」。

値下げの秘密はこのダウンジャケットです。

ダウンジャケットと羽根まくらの素材を一元化することで価格改定が実現できた。

これまで別々だった調達先を1つに統一することで仕入れのコストを抑え値下げを実現しました。

今回の価格改定の商品は日用品や買い替えるような商品が多い。

そういう商品は繰り返し利用してもらえる。

値下げに踏み切った店はほかにも。スウェーデン発の家具チェーン「イケア」です。

プラスチックの保存容器17個のセットは200円。

ベッドフレームは5,000円と7月末に200点以上の商品を値下げしたのです。

消費者の低価格志向が強いなどの理由で売れ行きは事前の予測以上だといいます。

しかしナゼ値下げができたのでしょうか?

イケア・ジャパンのセールス部門マネージャー、志村紗理さん。

全ての部品をフラットパックという箱に収まるデザインにして、物流コストを限りなく抑えていることが一つのポイント。

例えば800円値下げしたワゴン「ロースフルト」、35万個を販売した人気の商品ですがデザインにある秘密が・・・

3つのカゴは全て同じサイズに見えますが、実はサイズがわずかに異なっていて重ねることが可能。

開発段階から発送する段ボールをコンパクトにできるよう設計しているのです。

いかに効率的に商品を運ぶか、店舗に届いたコンテナの中を見ると四角く平たい段ボール、フラットパックが天井まで隙間なく詰め込まれています。

この形ならコンテナや倉庫に無駄なスペースを作らないので物流コストを下げられるのです。

大型家具であるソファも物流を考えて設計されています。

7月に発売したばかりの2人掛けのソファ。ソファの座る部分の中に入っていたのが背もたれ。コンパクトに梱包するための工夫です。

全体のパーツや部品の数も絞り込み、8本のネジだけで組み立てられるようになっています。

商品開発をする時にはまず価格からデザインする。

「いくらでお客様に届けたいか」を設定した上で開発が始まり、材料の選択、物流の効率化などが最終的にお客様に届く価格に大きく反映する。

消費者にとってはうれしい値下げですが原材料費に加え、人件費や燃料費の値上がりで物流コストも上昇傾向が続いています。

企業努力によるこうした値下げはどこまで続けられるのでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました