森永製菓株式会社
横浜市鶴見区にある森永製菓株式会社の研究所。
現在製造している商品の中に15年連続で売り上げがアップしている商品があるといます。
一体、どんな商品なのか?
森永製菓株式会社の研究員、青山到さんは、
こちらになります。
チョコモナカジャンボ(140円)。モナカの中にバニラアイスでチョコをサンド。パリパリの食感が特徴です。
チョコモナカジャンボ
2000年度から15年連速で売上を伸ばし続け、2015年度には4倍に、年間1億5,000万個以上売れています。
スーパー「マルシェロッポンギ西麻布店」の杉畑幸一さんに売れ行きを聞いてみると、
チョコモナカジャンボは年間を通じて販売量がある。一番重要な商品として取り扱っている。
アイス市場全体の売上はここ10年で約30%増えています。
そんな中、チョコモナカジャンボは2016年の売上が115億6,400万円で売上No.1なんです。
人気の秘密
では何故15年連続で売り上げが伸びているのでしょうか?
2001年からチョコモナカジャンボの専用のチームができてパリパリ感の追求を行っている。
1996年に中のチョコレートを板チョコに変更してリニューアル。その頃から食感にこだわり2001年には専門のチームを作りリニューアルを重ねているといいます。
パリパリ感で重要なのはモナカの皮です。顕微鏡でモナカの皮の気泡を分析します。
森永製菓株式会社の研究員、松田真理子さんは、
気泡の大きさや密度の加減によって食感が決まる。ポイントは大きさとバランス。大きければいいのではなく、小さければいいのでもない。気泡のサイズのバランスを考える。
さらにパリパリ感を出すある秘密があります。
「モナカの裏にチョコレートが塗ってある?」
クリームの水分がモナカの皮に移らないようにチョコレートをコーティングしてカバーする。
モナカの裏のチョコレートには植物性の油脂を加えバニラアイスの水分がモナカの皮をふやけないようにブロックするのです。
そして一番重要なのが鮮度。作りたてを特別に食べさせてもらうと、
パリパリ。モナカも板チョコもパリパリ。できたては最高。
この出来たてのパリパリ感を味わってもらうために鮮度にこだわっています。
他のアイスでは出荷まで2~3ヶ月保管するケースもありますが、チョコモナカジャンボは製造から5日以内に出荷しているといいます。
できたての美味しさを提供するのが使命。失敗もあるが小さな発見を成功に結び付けるために日々、試作を行っている。
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