その場所でしか味わえない意外なスイーツを求めて多くのお客様が訪れています。
有限会社ピーチ専科ヤマシタ
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山々に囲まれた山梨市。

朝早くから多くのお客様が向かう店がありました。

10時開店の1時間前にはすでに100人以上が…

彼らの目的は一体…
桃のすごいパフェがあると聞いて食べに来た。

それが皮ごと食べる桃料理です。


桃農家カフェ ラ・ペスカ
山梨名産の桃尽くしのカフェ「ラ・ペスカ」。

週末には1日に300人以上が訪れます。
7月から9月頃までの桃のシーズンだけオープンする期間限定のお店です。

一番人気のメニューは皮付きの桃まるごと1個半使った「ピーチジュエル」です。

その美味しさは、この表情を見れば一目瞭然。

さらに桃2個を使いチョコレートアイスなどを添えた「ピーチソレイユ」に、甘い桃バターを添えた「ピーチトースト」、珍しい桃の生ビールもあります。



よく見るとここで出される桃はほとんどが皮付きです。

味に違いはあるのか?
皮がついているまま食べたらすごい香りがして…

もも~って感じ。

実は完熟した状態で収穫されたばかりの桃は皮ごと食べたほうが香りが立って美味しいのだといいます。

この店では近くにある農園で収穫された直後の完熟桃を使っているのです。

山下一公さん
店のオーナー、山下一公さんは元々桃農家。

桃のプロだからこそわかる食べごろを見極め、カフェで提供していたのです。
山梨の桃とブドウは日本一の生産量。

その中で桃に力を注ごうと。

山梨の桃についてもっと知ってもらおうと仕事の合間に桃狩り体験ができる桃の勉強会も行っている山下さん。

なぜカフェをオープンさせたのか?

ちょっとクリックしたら明日にはモノが届く時代の中、産地に行かなければ食べられない、味わえないということが逆に価値があるんじゃないか。

十数年前、カフェの建物は桃の箱詰めなどをする作業場でした。

通りすがりの人が何人も直売所だと勘違いし、桃を買いに来たため、この場でしか味わえないももを食べてもらおうとカフェをオープンしました。

当時、桃をその場で食べさせる店はなくすぐに大繁盛となりました。

さらに山下さん、混んでいてお店に入れないお客様のために桃のジェラートの販売も始めました。

なんと品種ごとに20種類も開発。

爽やかな甘みで酸味がある「ちよひめ」に、糖度が高く酸味が少ない「ひめっこ」など2つの味を楽しめるダブルがおすすめです。


桃を知り尽くした山下さんだから作ることができた桃のジェラート。
初めての食感に誰もが驚きます。

お客様は年々増え、売り上げも毎年1割ずつ伸びています。

桃農家の桃カフェ、ここでしか食べられない味を求め今日も大勢のお客様が押し寄せていました。
