いま働き方改革に取り組む企業が非常に増えています。そうした企業の間でシェアオフィスを活用しようというニーズが生まれています。
そこで大企業の従業員を想定した新しいタイプのシェアオフィスが登場しました。
三井不動産株式会社
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三井不動産株式会社が4月6日に4月10日にオープンする新しいシェアオフィス「WORKSTYLING汐留」を公開しました。
三井不動産株式会社ビルディング本部、山村知秀部長は、
新しい働き方をするための新しいオフィス。働き手の能力を十分に引き出し生産性を高めるカギ。
三井不動産株式会社はこれまで首都圏で9ヶ所、こうしたシェアオフィスを運営してきましたが今年度中に全国30ヶ所に拡大します。
特徴は法人契約に限定していることです。
一般的にシェアオフィスはベンチャー企業やフリーランスの働き手向けにメインの職場として提供されることが多かったですが、ここは企業の従業員が「会社以外の仕事場」として利用することを想定してつくられているといいます。
例えば受付にはセキュリティーを保つためコンシェルジュが常駐。
スマートフォンのQRコードをかざしますと、いつ入ったのか、いつ出たのかという情報を全部、会社が把握できるようになっています。
仕事に集中するための個室はもちろん、すぐ向かいにはリラックスできるsフリースペースがあります。
三井不動産株式会社ビルディング本部、川路武さんは、
「集中」と「リラックス」の分配というか、「切り替え」が次の集中を生むと言われている。¥
さらに、こんな部屋まで用意。掘りごたつのある密談ルームです。
密談のような雰囲気で進めると良い会議もあるので作ってみた。「本当のところ、そうなの?」という会議ができるかなと。
このシェアオフィス、契約した企業の社員は今後全国に広がる拠点をどこでも使えます。
料金は1時間324円。
すでに味の素株式会社や株式会社資生堂のグループ会社などが利用し始めています。
日建建設株式会社
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では、どんな従業員が、どんな目的で利用しているのでしょうか?
この日やってきた2人。建築設計会社、日建建設株式会社に勤めています。
1時間語で。
二手に分かれ一人は共有スペースへ。普段は外回りが多いという宮崎敦史さんは、
お客様の会社に行くちょっとした空き時間に一番近いところを利用することが多い。
空き時間にシェアオフィスに来て資料の作成や打ち合わせを募集します。
電話専用の部屋も減少。こうした機密への配慮があるので重要な電話を取ることが出来ます。
一方で取引先への資料を作るため、谷口さんはオフィスの個室を利用しています。
お互いの仕事が一段落するとこのまま打ち合わせ。
モニター画面に壁一面のホワイトボード。社内と遜色の無い設備が整っているので外回りの合間に打ち合わせができるようになりました。
宮崎敦史さんは、
今日はどの仕事をするから、その場所(シェアオフィス)に行く。働き方として変わった。
富士ゼロックス株式会社
一方、新宿のシェアオフィスを利用するのは富士ゼロックス株式会社に勤める久保田弥生さん。
現在4歳と2歳の子供を育てています。
自宅に近い、このシェアオフィスをし利用すれば会社に行くよりも通勤時間は半分以下になります。
子どもの体長が不安で保育園から呼び出しがあるかもしれない時、行き帰りの距離や時間がかかってしまうので気になる時がある。そういう時にはここで仕事をしている。すごく助かる。
広がりを見せるシェアオフィス。今後、より多くの働き方を変えていくかもしれません。