三井不動産が4月28日にオープンしたショッピングモールの様子です。
ユニクロやニトリなどお馴染みのテナントが入るこの施設、どこにあるかというと中国の上海です。
何故いま日本企業が中国に向かうのか、そして勝算はあるのでしょうか。
三井不動産株式会社
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4月28日に上海にオープンした海外初となるららぽーと上海金橋。
敷地には実物大18メートルもの巨大なガンダムがそびえ立ちます。
テニスコート211面分という広大な売り場にはアパレルや飲食のほか、電気自動車のショールームも。
国内外から180店舗を集めました。
こちらは中国最大級のガンダムの旗艦店「THE GUNDAM BASE ららぽーと上海金橋店」。開店直後から大行列です。
一方、中国初進出となるのがバンダイナムコのスポーツ施設「バンダイナムコ VS PARK」。
カンフーの姿勢を競うゲームに…
上海支局の菅野陽平記者、
これは実は単純な徒競走ではなく、僕が動物を競争するというゲーム。
自然界の動物と競争する仕掛け。
子どもから大人まで楽しめるゲームが揃います。
エンターテインメント施設が他のモールとは違う。
子どもも鍛えられて斬新でいい。
新型コロナ以降、中国人の消費がオンラインへと大きくシフトする中、ららぽーとが打ち出すのは体験型です。
三井不動産(上海)投資諮詢有限公司の蘇朔望副総経理、
スポーツジム、教育施設、上海最大級の映画館を誘致している。
時間消費型というものを提唱している。
新型コロナで渡航できないなか、ぜひ「ららぽーと」をステージにして日本の商品。コンテンツをこのステージで発信していきたい。
厳格な管理で新型コロナの感染を抑え込んだ中国。
アジア開発銀行は4月28日、2021年版のアジア経済見通しを発表。中国の今年のGDP(国内総生産)は8.1%のプラスになると予測しています。
こうした景気回復を背景に中国ではいまショッピングモールも競争が激化しています。
こちらは年内にも開業予定のモールです。上海市内を歩きますとこうした建設中のモールをいたるところで目にします。
コロナ禍の去年は閉鎖されたモールもあったものの今年は上海だけで49のモールが開業するのです。
日本企業にも追い風は…
トヨタ自動車が4月28日に発表した3月の世界販売では中国やアメリカが牽引して1ヶ月の販売数で過去最高となる98万台を記録しました。
中国ではカローラやRAV4、レクサスなど幅広い車種が売れ、1年前より63.7%のプラス。コロナからの回復ぶりを見せつけました。
世界に先駆けコロナ後に向かう中国、再び日本企業の進出ラッシュが始まるのでしょうか。