燃費試験のデータを改ざんしていた三菱自動車工業株式会社。
データの不正は当初の軽自動車4車種にとどまらず、「パジェロ」など10車種にも行われていたことが明らかになりました。
三菱自動車工業株式会社
三菱自動車工業株式会社はデータの不正はEKワゴンなど4車種としていました。
しかし新たに「パジェロ」「アイ・ミーブ」「アウトランダー」など約10車種で不正データを使用していたことが判明しました。
かつて2度のリコール隠しで経営危機に陥った三菱自動車工業株式会社。
なぜ再び不正に手を染めたのか?
安東泰志社長
ニューホライズン キャピタルニューホライズン キャピタルはエクイティ投資を中心とする投資ファンドの運営、経営アドバイザリー業務を行っています。
2004年、事業再生ファンドの代表として破綻寸前の三菱自動車工業株式会社に乗り込み、事業再生を指揮したニューホライズン キャピタル株式会社の安東泰志社長は
一言でいうと気の緩み。気の緩みは言い訳にならない。
安東泰志社長は当時100人の若手社員とともに500項目の改善計画を作成しました。
当時これだけ厳しく、すべての項目をレビューができて社内風土改革をしようと言い出せたかというと、われわれのような外部の株主が入り厳しくガバナンスを見たからできた。
当時作った計画が実行できなかった理由について
今の役員構成を見ても三菱グループの方がかなりを占めている。株主や顧客を向いた経営になりきれてないのではないか。
2005年、安東泰志社長に代わり三菱重工業株式会社、三菱商事株式会社、株式会社東京三菱銀行の3社が再建の中心になりました。
内輪のロジックで経営していると、どこかにほころびが出てくるのではないか。
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