2030年代なかばにガソリン車の販売を禁止する政府の方針が明らかになり波紋を広がっています。
焦点になりそうなのが生活の足として定着している日本独自の軽自動車です。
三菱自動車工業株式会社
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12月4日、三菱自動車は新型のSUV(スポーツ多目的車)「エクリプス クロス」のプラグインハイブリッドモデルを発表。
エンジンに加え、モーターと大容量のバッテリーを搭載し、家庭用電源で充電をすれば電気自動車として数十キロ走れるのが特徴です。
三菱自動車の加藤隆雄CEO、
電動車の構成要素が全て詰まっていて、EVとハイブリッド車のどちらにも応用できる。
電気自動車やハイブリッド車などの電動車を巡っては政府が2030年代半ばに国内でガソリン車の販売を禁止する方針が明らかになりより注目を集めています。
梶山経済産業大臣は12月4日の会見で、
2050年、カーボンニュートラルを宣言し、実現には自動車の電動化は不可欠。
年内には具体的な計画案を策定することにしており、電動化に伴う自動車産業全般の支援の在り方も含めて検討していく。
三菱自動車の加藤CEOは政府の方針への対応に自信を見せました。
EVでも、PHEVでも、ハイブリッドでも日産自動車とのアライアンスにしっかりと技術がある。
慌てるのではなく、アセット(資産)の中から選択して進める。
来週から経産省は有識者や自動車メーカーを集めてガソリン車禁止の時期など議論を始める見通しですが、注目されているのが国内販売のおよそ4割を占める軽自動車の扱いです。
日常生活に使われる軽自動車はEVを主体にしていく。
日産との間でEVを準備する。納得して買ってもらえる価格設定にできれば。
加藤CEOはこう述べましたが、現状では電動化は低価格が魅力の軽自動車にとってコストアップの要因です。
地方では生活の足として必需品となっていて、消費者への影響は大きいと見られます。
ある自動車メーカーの関係者は、
国内販売の5割以上を軽自動車が占める会社もある。
軽自動車の扱いについては議論が紛糾するのでは。
軽自動車もガソリン車禁止の対象になるのか…
今後の議論の焦点となりそうです。