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[WBS]来年度予算折衝大詰め!最先端エコ住宅支援拡大へ[ミサワホーム株式会社]

2021年12月21日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

補正予算を審議していた臨時国会が12月21日に閉会しました。

政府はすでに来年4月からの予算案の編成作業の大詰めに入っています。この予算案で支援策が拡大されるある最先端のエコ住宅を取材しました。

省エネ住宅補助金拡充も!?最先端エコ LCCM住宅とは

午後3時過ぎ

鈴木財務大臣。

いよいよ予算ももう最終段階に来た。

これまでもご努力いただいていますが最後までしっかりよろしくお願いします。

12月21日、自民公明の与党では来年度予算案についての会合が相次いでい開かれました。

予算案は12月22日に鈴木財務大臣と各大臣との折衝を経て24日にも閣議決定します。

この予算案のうち1,113億円を計上するのが省エネ住宅を促進する政策。

エコな住宅を建てた場合の補助金の拡充が期待されています。

ミサワホーム 商品開発部、石塚禎幸部長。

こちらがLCCM住宅。CO2収支をマイナスにする住宅。

見た目は一般的な家と変わりませんが、CO2(二酸化炭素)の排出の収支をマイナスにできるLCCM住宅とはどんなものなのでしょうか?

隣の建物の屋上から屋根を見ると…

太陽光パネルがたくさん搭載されている。

「パネルのっている?」

瓦屋根と一体型の太陽光パネル。

実は屋根の瓦一つ一つが太陽光パネルで通常設置する倍の量を設置できるといいます。

たくさん搭載すると家で電気を使い切れない。

余ったエネルギーを他のエリアで使ってもらうことになる。CO2削減に寄与する効果がある。

LCCMとはライフサイクルカーボンマイナスの意味。

太陽光パネルをたくさん設置し、居住中に必要なエネルギー量よりも多くのエネルギーを作り出します。建設するときや廃棄するときに出る全てのCO2を長期的に見てマイナスにする住宅を意味します。

ほかにも断熱効果の高いサッシを使うなど消費エネルギー量を減らす取り組みが…

閉じると2つの部屋に区切ることができる。

多様な使い方ができるように設計することで改修工事でのCO2発生を抑える工夫をしています。

こちらの住宅は28年後には建物の一生にかかる全てのCO2を減らすことができると見込んでいます。

LCCM住宅の年間の電気代は限りなくゼロに近くなりますが、110平方メートル前後の住宅で建設費用は通常より250万円程度高くなります。

現在の補助金の上限は125万円となっていて、来年度はその拡充が期待されています。

LCCM住宅は普及、訴求の途中段階。

さまざまな補助制度を拡充してもらい普及を図っていくことが必要。

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