未来食堂
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東京。・千代田区のオフィス街のとあるビル。地下の飲食街に一軒のお店があります。
その名も「未来食堂」。
一風変わったサービスでお客様を呼び込んでいるといいます。
いらっしゃいませ。
お客様がやってきました。
すると注文もしていないのに席につくやいなや小鉢の乗ったお盆が置かれます。
こちら置かせていただきます。
すぐにメインのおかずも出てきました。料理は「里芋揚げまんじゅう定食(900円)」。
お浸しなどの付け合せが3品、里芋を潰して揚げたまんじゅうには明太子が添えられています。食べ応えがありながらヘルシーな料理です。
よく見ると他のお客様にも同じものが出されています。
食べているのは全員「里芋揚げまんじゅう定食」。
どういうことなんでしょうか?
実は未来食堂はメニューは1日1種類だけ。そもそも注文をする必要はなかったのです。
メニューが1種類のワケ
店主の小林せかいさん。メニューを1種類にしているのには理由があるといいます。
座ってメニューを見る時間、注文する時間、そこから調理が入る。未来食堂は注文からの時間全部がゼロになる。
小林せかいさんが目指すのは徹底した効率化。
例えばおひつにも理由があります。ご飯は好きなだけお客様がよそおいます。店員がよそってお客様に渡すと約10秒掛かります。混雑時にはこの時間ももったいないといいます。
カウンターは一歩移動するだけでどの席にも手が届くコの字型。こうした仕組みはお客様にとっても嬉しいことなのだそうです。
座ったらすぐ出てきて、食べてお支払して、さよならとなるので急いでいる人にはすごく効率がいいと思う。
ランチタイムは平均3回転。多い日は5回転以上するといいます。
まかない
小林せかいさんが進める効率化は他にもありました。
ある女性客は食事を終えるとエプロン姿に。さらに三角巾を被ります。すると厨房へ。
皿洗いを始めました。
一体なぜ?
お手伝いすれば一食無料になる。
これは「まかない」というシステム。50分間、店の手伝いをすると食事代が一食分無料になるなるのです。
朝は出勤前の会社員が、ランチタイムには学生が手伝いに来ていました。
予定表を見ると仕込みをする朝やランチタイムなどの忙しい時間帯に限って「まかない」を募集していました。
お客様にとってお得なシステムは実は店側が人件費を掛けずに運営するためのものでもありました。
未来食堂の勝ち方はかなりトリッキー(変則的)な勝ち方だと思う。これを他の人がマネできるかというとなかなか難しいと思う。いろいろな勝ち方があると思うので。
斬新なアイデアで不振の外食業界に殴り込む。新たな勢力の挑戦を追いました。
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