そこまでする?助けすぎ!ビジネス
ホテルの高級料理を北海道で手作り
続いてやって来たのは北海道北広島市にある見方という会社。
見方さんのたすけすぎビジネスはマイナス20度の巨大冷凍庫の中にあるという。
見方 代表取締役社長
青山昇平さん

見方はこれである方々を助けてます。
当社が手作りした冷凍食品である方々を助けてます。
冷凍食品で助ける?
よく分かりませんが置いてある箱を見てみると…
「トリュフの香りチキンロースト」「マンゴーカスタードとクレームダンジュ」。うん、なんだかスーパーで売っている冷凍食品にはちょっとないようなメニューばかり。
あの~青山さん、こちらは一体誰を助けているんですか?
見方 代表取締役社長
青山昇平さん

当社の製品はホテルの皆様に納品をしています。
そう、見方が冷凍食品で助けすぎているのはホテル。
例えばサーモンとホウレン草をパイで包んだ「サーモンとホーレン草のパイ包み焼」や豚肉を使った「北海道産豚肉のパテドカンパーニュ」など確かにホテルのレストランで見たような気が…
しかも助けているホテルの数がハンパない!
見方 代表取締役社長
青山昇平さん

全国1,500くらいのホテルに使っていただいています。
実際に見方の冷凍食品を使っている札幌のホテル「センチュリーロイヤルホテル」では…
センチュリーロイヤルホテル 総料理長
金子厚さん

数が多いとやっぱり大変ですね。
時間もかかります。人手もかかる。
確かにホテルの限られた厨房設備でイチから料理をつくるのは結構大変。
しかし、見方を使えばクオリティの高い料理が簡単に出せるのでホテルにとってはなくてはならない存在なんです。
今回、札幌の特産品を使い味方のサポートを得ながらシェフが開発したのは札幌市政100周年を記念したコースのファルシーという魚料理「北海道鱒の札幌黄と白ごぼう入りのファルシー」。
解凍したファルシーはお鍋で温めて、ホテルの自家製ソースをかけて盛り付けるだけ。
ここまできてスタッフ、ちょっと心配に…
番組スタッフ
一応全国放送なんですけどホテルで作ってないって言って大丈夫ですか?

センチュリーロイヤルホテル 総料理長
金子厚さん

それは…
信頼関係のもとで見方さんは第二の厨房だと思って依頼を行っております。
ホテルの料理 極秘手作り工場に潜入
まさにホテルから絶大な信頼を受けている見方の冷凍食品。
では、一体どうやって作っているのか?
本社に併設したおよそ5,000平方メートルの巨大工場にお邪魔することに。
見方 代表取締役社長
青山昇平さん

こちらで見方の商品を作ってます。
番組スタッフ
結構人いっぱいいません?

見方 代表取締役社長
青山昇平さん

当社は100%手作りでやっていますので人手が多い会社になります。
なんと見方の冷凍食品はほとんどが手作り。
しかも洋食・和食・中華など各部門のトップはホテルなどで経験を積んだプロの料理人ばかり。
ホテルが超助かる!棒メニューって?
そんな見方のメニューの中でもホテルが特に助かっている大ヒット商品があるという。
見方 代表取締役社長
青山昇平さん

こちらの棒メニューになります。
棒になっているので棒メニューと呼んでます。
一見、長いかまぼこのような形をしたこちらがホテルを助けまくる棒メニュー。
棒メニューには様々な食材が均等に詰まっているので、切り分ければそのままオードブルなどに使えるとホテルなどで大好評!
例えば4種類のドライフルーツとナッツをクリームチーズで固めた「ドライフルーツとナッツのテリーヌ」は年間1万5,000本を販売。
さらに棒々鶏とクラゲを鶏風味のゼリーで固めた「クラゲと鶏肉のゼリー寄せ」など様々なホテルのレストランで使える棒メニューをご用意。
しかし、この棒メニューは作るのも結構大変!
見方 代表取締役社長
青山昇平さん

具材が偏らないようにしながら、どの面を切ってもしっかりとした美しさをキープしなければならない。
一つ一つ手作りで作らないといけないのが難しい。
棒メニューごとに中に入っている具材が変わるため機械では作れない。
しかも具材が偏ったり、中に空気が入ってしまうと断面が美しなならないため熟練の職人さんたちが手作りで作っているのです。
青山さん、見方の売り上げっていかほどなんですか?
見方 代表取締役社長
青山昇平さん

今年間で約17億円くらいの規模になってます。
なんと年間売上げは17億円!
見方 代表取締役社長
青山昇平さん

見方はホテルを助けてがっちり!