原油高の影響でガソリン価格が高騰しています。
去年の5月には1リットルが124.8円だったレギュラーガソリンですが、先週には169円まで値上がりし、7年3ヶ月ぶりの高値水準となっています。
こうしたガソリン価格の上昇を抑えるために政府はガソリン価格が一定の水準を超えた場合、石油の元売り会社に対して1リットルあたり最大5円の補助金を出す方向で調整していることが分かりました。
経済産業省
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萩生田経産大臣。
今、原油の高騰が続いている。
ガソリンなどの小売価格が一定の水準を超えた場合には元売り事業者などに価格抑制の原資を支給し、小売価格の急騰を抑制する時限措置を考えている。
11月16日に政府が打ち出したガソリン価格対策。これまで石油の元売り会社は原油高に合わせてガソリン価格を上げざるを得ませんでした。政府が元売りに対して補助金を出すことで小売価格の上昇を抑え、家計などの負担を減らそうという狙いです。
政府関係者によると補助金は1リットルあたり最大5円。
足元のガソリン価格は全国平均で169円ですが、これが170円を超えた場合に補助金を出す方向で調整しているといいます。
財源については…
補正予算を待っていては年末に国民に安心感を与えられないので、コロナ対策の予備費を使うか、省庁の予備費を使うか、機動的に対応したい。
政府による方針の発表を受け、ガソリンスタンドのお客様は…
めちゃめちゃありがたい。これまでどおりの価格に抑えてほしい。
青山石油販売の安東經國社長。
ガソリン価格が上がると一般客は出控えをしてしまう。
価格が下がるとガソリンの数量も出るのでうれしい。
ガソリン価格の高騰に悩まされていたタクシーの運転手たちからも歓迎の声が…
「政府の補助金支出の方針はどうか?」
個人タクシー運転手。
ありがたい。
それはいい。
経費としてガソリン代が売り上げの1割8分ぐらいかかっている。
それだとタクシー商売は大変。