昭和世代にはこの言葉の響きが懐かしいのではないでしょうか。
その言葉とは「ツケ払い」です。
昭和の頃、馴染みの居酒屋などでは飲食代を後でまとめて払うツケ払いが当たり前のように行われていました。
そのツケ払いが令和のいま、スマートフォンの決済サービスで広がっています。
株式会社メルペイ
[blogcard url="https://www.merpay.com/"]
9月18日、メルカリ傘下でキャッシュレス決済サービスを展開するメルペイが事業戦略発表会を開き、今後の成長に向けた新たなサービスを発表しました。
その柱となるのは…
さらなる決済体験の進化へ。新しい機能を発表する。
「メルペイあと払い」は分割での支払いに対応する。
メルペイあと払い
メルペイは1ヵ月分の利用額を翌月にまとめて支払える後払いサービスの提供を今年4月から始めていますが、来年からは一括で後払いするだけでなく何回かに分けて払う分割払いができるようにサービスを拡大します。
メルペイの青柳直樹社長は、
後払いの需要は予想以上に伸びている。
特に若い人、20~30代の女性の利用が思っている以上に伸びている。
メルペイの後払いが伸びているのはクレジットカードに比べて利用額を管理しやすいからだといいます。
アプリを使って簡単に上限金額を設定することができます。
さらに今どのくらい使っているのかリアルタイムで確認することもできます。
クレジットカードに対する不安
街で話を聞くと多く聞かれたのはクレジットカードに対する不安でした。
履歴が分かりやすかったり自分で使用を加減できるならいいが、クレジットカードは正直加減ができない。
クレジットカードはいくら使ったか分からなくなっちゃいそうで怖い。
やっぱりクレジットカードは怖い。使い過ぎたり管理が自分でできるか不安。
メルペイはクレジットカードとは異なり、メルカリでの利用実績を元に限度額を設定しています。
勤め先や勤続年数などの個人情報の入力が必要ないことも特徴です。
メルペイの後払いの精算は商品をメルカリで売って得られた売上金を充てることもできます。
メルペイは後払いで差別化し、利用客を増やす狙いです。
「クレジットカードの分割払いやリボ払いを不安に思っている人もいる。それは印象であって結果的にメルペイあと払いも同じ結果にならないか?」
金融サービスにあった負の部分を新しいデータ・テクノロジーで解決したい。
いかに新しいテクノロジーで実現できるかがチャレンジの意味。