すでに利用している人も多いキャッシュレスのポイント還元。
対象となる店舗でクレジットカードや電子マネー、スマホ決済などキャッシュレスで支払うと利用した金額の最大5%がポイントとして還元されますが、この還元率がなんと25%という大盤振る舞いのポイントサービスが登場します。
株式会社メルペイ
[blogcard url="https://www.merpay.com/"]
大混雑の原宿・竹下通り。
そこに姿を見せたのはタレントのきゃりーぱみゅぱみゅさんです。
フリーマーケットアプリ「メルカリ」が運営するスマホ決済「メルペイ」の新たなキャンペーンのPR。
その内容は友人をアプリに招待してメルペイに登録すれば招待した側とされた側がそれぞれ1,000円分のポイントがもらえるということです。
狙いは若者です。
メルペイの山代真啓さん、
若年層ほどキャッシュレス利用率が低い、関心が低い。
若いお客様にキャッシュレスへの関心を高めてもらい利用してもらうかがカギ。
メルペイは消費税の増税前と比べてキャッシュレス決済を使った金額が1.7倍に増えたといいます。
テレビ東京と日本経済新聞が10月末に行った世論調査でも政府が増税に合わせて導入したポイント還元事業を受けてキャッシュレス決済の利用を増やした人は2割を超えています。
キャッシュレス決済といえば…
ペイペイは去年12月のサービス開始以降、100億円の還元キャンペーンで利用者数を大きく伸ばし、すでに1,900万人を超えています。
マイナポイント
大型の還元で広がった利用者の裾野。これに目をつけたのが政府です。
キャッシュレス決済での大型還元を使ってあるものを普及させようとしました。
そのために開かれた会議。
高市総務大臣、
来年度の「マイナポイント」、具体的な仕組みについてはできるだけシンプルな仕組みとする。
マイナポイントとはマイナンバーカードを使った使ったポイント還元。
政府が狙うのは3年前から交付しているマイナンバーカードの普及です。
マイナンバーカード
マイナンバーカード持っていますか?
「マイナンバーカードを持っているか?」
持っていない。
「どうして持っていないか?」
手続きが大変そうだなと必要ないかなと。
まだそんなに必要性を感じていない。
現在、マイナンバーカードで出来ることは…
滝沢孝祐記者、
コンビニエンスストアにあるマルチコピー機を使えばマイナンバーカードを使って住民票を取得できます。
しかし、普及率はわずか14%。
そこで政府はマイナンバーカードを取得する人を増やすために新たなポイント還元事業を考えたのです。
仕組みはこうです。
利用者が使うキャッシュレス決済とマイナンバーカードの情報を紐付けます。
利用者がキャッシュレスで買い物をすると利用金額に上限はあるもののポイントが国から還元されます。
還元率
気になる還元率を総務省の幹部に聞いてみると…
総務省の境勉地方力創造審議官、
なるべく早くインパクトのあるものを公表したい。
今やっているプレミアム商品券が2万円に対して5,000円のプレミアム(還元)になっている。
それくらいのインパクトは欲しい。
「2万円に対して5,000円だと『25%』の還元率?」
それなりのインパクトがあれば「マイナンバーカードを取ろう」と思ってもらえる。
なんと還元率は25%!?
街でマイナンバーカードを使ったポイント還元の計画があることを伝えると…
よく使うポイントだったら作ろうかなと思う。
他のポイントに変換や還元できればマイナンバーカードを作ることを考えなくもない。
このポイント還元には主要なスマホ決済や電子マネーの事業者が参加に意欲を示しているといいます。
11月6日の会議に出席した企業からは…
ペイペイの中山一郎社長、
10月から経産庁が手動して進めているキャッシュレス消費者還元事業に続くキャッシュレスの盛り上がりをまた深められるような施策だと思う。
NTTドコモのウォレットビジネス推進部、田原務室長、
キャッシュレスの推進に非常に効果かがると考えている。
今回の還元も非常に期待している。