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[WBS]輸入穀物が高騰する中…本格始動!国産トウモロコシ[株式会社塚原牧場]

2022年3月21日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、いま世界的に高騰しているのがトウモロコシの価格です。

ウクライナは世界4位のトウモロコシの輸出国ですが、国際市場であるシカゴ市場の相場を見てみると現在は1ブッシェルあたり7ドル代後半ということで、2年前の時点と比べると2倍以上に上昇しています。

このトウモロコシの多くは豚や牛などを飼育するための飼料、餌として使われますが、日本では現在国内で使う飼料用トウモロコシの99%以上を輸入に頼っています。こうした中、官民挙げて本格スタートするトウモロコシの国産プロジェクトを取材しました。

トウモロコシ価格が急騰!

エサ代上昇 養豚農家は…

茨城県堺町にある塚原牧場。育てられているのは…

塚原牧場の塚原昇社長。

梅山豚(メイシャントン)という豚です。

百貨店や高級レストランに卸しているという梅山豚。

肉汁がジューシーで脂に甘みがあるのが特徴です。

現在飼育している数は400頭。餌には米や大麦、トウモロコシなどを与えているため穀物価格の高騰は経営を直撃するといいます。

一般的な飼料の価格は去年1年間で25%くらい値上がりしている。

これからウクライナ情勢なども踏まえ穀物価格が上がっていくと予想されるので気にしている。

そこで塚原さんは…

去年収穫したトウモロコシ。

自分の圃場で収穫した。

自前でのトウモロコシ生産を8年前からスタート。スイートコーンなどと違い甘くならない品種ですが、栄養価が高く成長速度を早めるために欠かせないのだといいます。

5月初めにこの飼料用のトウモロコシの種まきが始まりますが、今年は規模を10倍以上に拡大して生産することを計画しています。

ウクライナのこと以外でも温暖化のこともあるので穀物はよりとりにくくなる。

近場で賄っていくことは考えていかないといけない。

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