株式会社明治
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儲かる!タンパク質。
続いてやって来たのは株式会社明治。
明治さんといえばお菓子やヨーグルトってイメージですが…
実はあるタンパク質商品が国内売上げNo.1らしい。
「なんかプロテインって感じしない。」
タンパク質摂ってます!
マーケティング担当の吉田良さん。がっちり鍛えているようには見えないですが…
明治のがっちりタンパク質教えて下さい!
「よく見ますよこれ!」
こちらが儲かるタンパク質「ザバス ミルクプロテイン」。
タンパク質が手軽に摂れるってことで体を鍛えている人、ダイエットしている人などにバカ売れ!
なんと累計で3億本も売り上げている!
圧倒的だと思ってます。
ちなみにこのザバス、味は4種類あるんですが…
ミルクプロテイン4つの味のうち一番人気なのは何味?「すっきりフルーティ」「ヨーグルト」「クリアストロベリー」「ココア」。
正解は?
すっきりフルーティ味が一番人気になります。
実はこのザバス、5年前に発売されて以来グイグイ売り上げの伸ばし、今や年間134億円という圧倒的な売上げなんですが、ここまで伸びているワケは実はタンパク質の「ある弱点」を克服したというのがあるらしい。
そのヒミツを探るべき商品開発の現場へ。
こちらの市乳実験室は牛乳やヨーグルトなど様々な商品を新たに開発する明治の心臓部。
ザバス プロテインの生みの親がいますので紹介します。
大森部長!
颯爽と現れたのがザバス プロテイン生みの親、大森敏弘部長。
実は部長、最初にタンパク質で痛い失敗をしたらしい…
実は最初にミルクプロテインをやった時に全然売れなくて、スゴいいろんな人から怒られて。
こちらが大森部長が最初に作ったミルクプロテイン飲料「スポーツミルク」。
本当に牛乳にタンパク質を強化したというコンセプトで発売。
「全然売れなかった?」
全然は言い過ぎですけど売れませんでした。
新商品としては鳴かず飛ばずに終わったスポーツミルク。
売れなかった要因はタンパク質の「ある弱点」が!
牛乳としては飲みやすい。運動後に牛乳飲みのは辛い。
タンパク質は飲みづらい。
実はそもそもミルクプロテインは何も混ぜずそのままの味だと…
ちょっともわっとした香りが出てしまう。
タンパク質独特の香りが強くむせてしまう人も。
これはダメかも…
しかし大森さんはある現場でこんな光景を目撃!
プロスポーツチームに行った時にオレンジジュースとかグレープフルーツで割って飲んでいた。
飲みやすくするなら酸味をつけて爽やかにすればいいんだ!
そこで大森さん、プロテインに果物など酸性の味をつけて改良。
ところがここでも大きな問題が!
タンパク質は酸性にするとヨーグルトのように固まってしまいドリンクにならない!
そこで今度は明治が得意なあのスイーツの技を応用!
プリン作りにヒントがありました。
プリンを作る時にトレハロースという糖を入れて硬さを調節することがある。
それを見て滑らかにできるなら、これは液体にできるなと気づいた。
プリンを程よくトロトロにする成分トレハロースを使えば酸性でも固まらずにドリンクを作れる!
どれだけスゴいのか比較してみると…
左が普通の牛乳、右がザバス。酸性の液体と混ぜてみると…
数分後。
牛乳は固まってしまうのに、ザバスはサラサラのまんま。
この技術でようやくタンパク質なのに飲みやすいミルクプロテインが完成。
今や日本No.1のプロテインドリンクになったのです。
現在4つの味以外の新しいフレーバーを開発中らしいですがもちろん、
内緒です。
「こっち見ちゃったらわかるんじゃないですか?」
さらに飲みやすい開発で今後もNo.1の座を死守できそう!
明治はタンパク質飲料でがっちり!