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[WBS] 再生エネルギー先駆けの地へ!メガソーラー 光と影![福島県大玉村]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

福島県南相馬市の海岸線の光景です。

手前が風力発電、その横にメガソーラーがあります。奥の煙が見えているのが火力発電。そして、その20kmほど先に福島第一原発があります。

東日本大震災から9年、原発、火力から再生可能エネルギーへと躍進を続ける現場の光と影を取材しました。

メガソーラー

津波と原発事故に襲われた海岸線を進むと無数の太陽光パネルが見えてきました。

ここで稼働するのが太陽光パネル30万枚を超える県内最大のメガソーラー「南相馬真野右田海老太陽光発電所」です。

住友商事などが開発、およそ3万世帯分の電力をまかなうこの地は福島の復興へのシンボルといわれています。

目指すは2040年の再生可能エネルギー率100%。

福島県庁企画調整部エネルギー課、武内正志主幹、

復興計画の一つとして再生可能エネルギーの飛躍的推進。

「再生可能エネルギー先駆けの地」の実現を目指す。

現在、再エネ率は目標の30%を超えました。中でも太陽光発電は2011年からおよそ23倍に急拡大。

この取り組みに県民は・・・

火力や原子力を使わないでやっていけるのが一番。

自然エネルギーだけでやっていけるのが。

子どもたちがこれから大きくなって、その次の世代につながっていけばいいと思う。

福島で急速に普及しているメガソーラー。その意外な場所がありました。

鈴木嘉人記者、

こちらのゴルフ場「サンフィールド二本松」という場所ですが2012年に閉鎖しています。

震災後、県内の多くのゴルフ場が閉鎖。

原発事故での土壌汚染が主な要因でした。

そして今、どうなったのか・・・

クラブハウスから繋がる大量のパネル。日照条件の良いゴルフコースが次々にメガソーラーに変わったのです。

メガソーラーの影

しかし今、光とともに影の側面も。

いわき市で起きていたのがメガソーラーの崩壊。

大雨で斜面が崩れ、通学路に土砂が流れ込みました。

小学校のすぐ横でも土砂崩れが発生。

業者は復旧工事を約束しましたが、こちらではその形跡はありません。

崩れた時にみんなパニックになって。

通れなくなったので自分のところがと思うと怖い。/p>

さらにいわき市内の別の場所ではこんな事態に。メガソーラーで初の違法案件となりました。

そこで今も暮らす住民は、

ここまで土砂が来た。

全部そのまま。

WBSはその企業に取材を依頼。メールで回答が来ました。

一日も早く是正工事を完了させ、皆さまの不安を一日でも早く払拭できるよう誠心誠意努めてまいる所存です。

しかし、登記簿を調べるとメールの企業は2年前、所有権を手放し別の企業のものになっていることが分かりました。

専門家はこうしたメガソーラーの転売がトラブルにつながっていると指摘します。

環境エネルギー政策研究所

環境エネルギー政策研究所(ISEP)
環境エネルギー政策研究所(ISEP:Institute for Sustainable Energy Policies)は、持続可能なエネルギー政策の実現を目的とする、政府や産業界から独立した第三者機関です。

環境エネルギー政策研究所の山下紀明主任研究員、

発電所を建てて売る企業と自分で建てる気はなく売ってしまう。

ババぬきのように問題があるところが売られ、そこを誰かが見つけて、買ったところを問題で転売される。

太陽光発電の普及を加速させたのが2012年の国による固定価格買取制度「FIT」でした。

高い買取価格に税の優遇、補助金制度も加わり、10%を超える利率の投資の過熱、ソーラーバブルと呼ばれました。

その後、買取価格が年々下がり、稼働を注視したケースも多発。

資本主義者社会の中で再エネを増やすには一定の利益が出ることが必要。

高い利幅の時期があり投資案件に使われ残念。トラブルの元になっている。

福島県大玉村

福島県大玉村ホームページ
福島県大玉村のオフィシャルホームページです。

こうした中、福島県に衝撃が。脱ソーラー宣言をした自治体が現れたのです。

大規模太陽光発電施設の設置を望まないことをここに宣言する。

それが日本で最も美しい村連合に加盟している大玉村。

宣言したときはよかった。

そういう考えはいい。

大玉村は美しい村だから。

それは村最大の資源を守るという苦渋の決断でした。

大玉村の押山利一村長、

再生可能エネルギーに反対しているわけではない。

太陽光発電についても当然進めるべきと認識している。

大規模太陽光発電が自然景観を著しく損なう心配が出てきた。

その現場へ。

大玉村役場の武田栄輝さん、

村に何ヵ所か広くパネルが設置している場所の一つ。

驚きよりなんでここを選んだのか不思議。

村の人達も知らないうちにメガソーラーが相次ぎ作られたのです。

森を切り開き、斜面に作られたメガソーラー。

実は森林の場合、農地のような規制する法律がなく、村や住民への事前説明も義務ではないといいます。

国に求めたいのは認可前に事業者からこういう申請が出ていると村の意見はどうなのかと事前認可前に村に知らせて意見を聞く。

20年後に確実に廃棄の段階で撤去してもらえるか。

大きな心配として持っている。

大玉村は去年12月、条例で新規のメガソーラー建設を規制しました。

一方、常磐道沿いに広がるメガソーラーがあります。福島第一原発のある大熊町。

作られた電力は県外ではなく、全て地元のためのものです。

新たなエネルギーのサイクルが始まっています。

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