株式会社メガネスーパー
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赤字から一転、黒字へと業績を回復させたメガネスーパー。
DOCK by メガネスーパー白金台本店にはライバルにないサービスがあります。
メガネチェーンで初めて店の中にリラクゼーションルームを作ったといいます。
アロマを焚き、照明を落とした薄暗い部屋でまず目の緊張をほぐしてもらいます。
その後、視力検査へ。より正確な数値が出るそうです。
目の形や昼間と夜間の微妙な視力の違いなども測ることができる最新の機械。
さらに自分の目の年令を知ることもできます。
通常、メガネ店で行う検査は15項目ほどですが、ここでは2倍以上の最大約35項目。1,000円の検査料がかかりますが、これが人気だといいます。
お客様は、
いま格安目鏡がいっぱいあって、「すぐその場で1時間でできます」というものも使ってみたけど、どうしてもここが一番いいなと思って。
星﨑尚彦社長
東京・港区位あるメガネスーパー品川本社。
全国から店長など約120人が集まって売り上げの状況などを報告する会議などが行われていました。
競合との差別化ができていないと自分たちが取って代わられる。
社員にゲキを飛ばすのはメガネスーパーの社長、星﨑尚彦さん(50歳)。
星﨑さんは三井物産の出身。アパレルの再建を担うなどの経営手腕が買われ2013年にメガネスーパーの社長に就任しました。
星﨑さんは当初からある戦略を徹底してきたといいます。
目鏡業界は完全に二極化になっている。1つは1万円以下でメガネを作るという人たち、それから高付加価値、全方位外交はやめて、とにかく目のトラブルを抱えている人たち、40歳以上をまずは徹底的に攻める。
2008年以降、8年連続で赤字だったメガネスーパー。安売り競争から一線を画すことで黒字に転換しました。
出張訪問サービス
8月、静岡市。
角田浩一さん(49歳)、去年8月にできた外商グループの責任者です。
この日訪れたのは介護老人ホーム「プレミアムハートライフ千代田」。
角田さん、施設長にある提案を持ちかけるためにやって来たのです。
目鏡のクリーニングサービスというものを展開しようと思いまして。メガネスーパーの店ごと、ご自宅、あるいは施設にお伺いする。
目鏡のクリーニングや修理、販売などを施設に出向いて行う出張訪問サービス。これを定期的にやらせてもらえないかという提案です。
施設長の荒木照博さんは、
場所はどこか一角を使って固定でやるイメージなのか、それとも各フロアを回っていただけるのですか?
例えば車椅子のお客様とか足が悪い方が多いという場合、フロアごとに時間を決めてやるのも大丈夫です。
出張訪問サービスを知ってもらおうと角田さん、こうした施設をくまなく訪問しています。
角田浩一さん
東京のメガネスーパー品川本社。
角田さん、この日は星﨑社長の元を訪れていました。出張訪問サービスの現状を報告するためです。
非常に出張販売の依頼件数が好調に推移しています。スタッフの地道な開拓活動が効いてきている。
現在、メガネスーパーは全国約100の施設と提携し、出張訪問サービスを行っています。この1年で3倍に増えました。
今までそういうサービスがあるかどうか、知っていたか、既存か新規か、今まで目鏡をどこで作られていたかとか情報を取って。
そうすると告知をかけることによって、網羅的にこのサービスを全国にアピールできる。
ニーズが高まっている今でこそ、さらにスピード感を持つように社長は発破をかけます。
9月中に動いてもいいでしょうか?
すぐに動いてください。
角田さんは1993年に入社。法人向けの営業を担当していたことから外商グループの責任者に抜擢されました。
驚いた。本当にどうするんだろうとか、依頼が全然来なかったらどうしようとか、営業活動とかは考えればいいけれどノウハウもないので。どういうふうにやっていくのかなとか、あるいは受け入れてくれるのかとか、やっぱりそういうことは考えた。
イリーゼ横浜センター前
8年連続の赤字から脱却したメガネスーパー。
横浜市のメガネスーパー関内店ではなにやら準備をしている社員たちがいます。
外商グループの角田さん、
今日の施設は女性のお客様ですよね。
今日は80代の女性です。
購入?
はい。
どんなフレームをご希望でした?
ベーシックな感じがいいかなという施設からのアドバイスもありました。
80代の女性に合う目鏡のフレームを入念に選んでいきます。
オシャレなものも混ぜてみましょう。
用意したものを全て専用の車に積み込んでいきます。
店から移動すること約30分。到着したのは横浜市内にあるかいご老人ホーム「イリーゼ横浜センター前」。この施設には定期的に出張訪問サービスに来ています。
さっそく準備に取り掛かります。視力を測る機械に目鏡を洗う超音波洗浄機。出張先でも店と同じ環境を用意します。
準備オーケーですか?
15分程で準備完了。
すると1人目の入居者がやって来ました。目鏡の不具合を確認します。
右の方ですね。
取れちゃった。
10年前に購入したという目鏡。鼻の当たる部分が取れそうになっていました。
まずは目鏡を洗浄し、専用の道具を使って付け直していきます。
お待たせしました。
金属の部品が劣化していましたが無事修理し部屋に届けます。
金属を調整して。
きれいになりました。
いいですね。今度は取れませんね。
大丈夫です。
様子を見ていた娘さんも喜んでくれました。
すごく助かるし、壊れるタイミングって分からなかったり、母は目もだんだん悪くなってきていて眼科に行ったりというのも大変なので定期的に来てもらえるのはすごく助かる。
続いていやってきた入居者、目鏡がとんでもないことになっていました。
割れてる?
目鏡のレンズが割れていました。買い換えるしか方法はありません。
角田さん、
ひび入ってしまったじゃないですか。
落としちゃったんです。この前、音楽界の時に。暗いところで滑り落ちちゃって、それでひび割れて。
まずは視力を測り直します。
では少し店開きしますね。少々お待ちください。
事前に依頼を受けていたため、店から約70本のフレームを持ってきていました。この中から気に入った1本を探してもらいます。
さっきの方がいいわ。
どうやら気に入ったものがあったようです。
次はレンズ選び、今回は衝撃に強く、割れにくいレンズを提案しました。
こちらのレンズを使って、こちらだと汚れがつきにくかったり、傷がつきにくかったりという基本性能はしっかりもっている。
今回、フレームとレンズを合わせた予算は5万円。その予算内に収めて無事に目鏡を購入してもらいました。
眼科に頼もうと思ったら、こちらでメガネスーパーで調整してもらえるのでお願いした。便利ですね。
ありがとうございました。
角田さん、出張サービスに手応えを感じていました。
小売が調子良かろうが厳しかろうが全く関係なく、今そこで困っている人が私たちを頼っていただいて、私たちがそれに対して応えていくというものなので、地道な活動はして、じわじわと認知をしていただく。その繰り返しかなと思っている。
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