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[WBS] なぜスーパーカーが売れる!?マクラーレンも日本に熱視線![マクラーレン・オートモーティブ・アジア]

2019年1月28日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

いま国産車の販売が苦戦する一方で好調に推移しているのが輸入車です。

中でも超高級クラスのスーパーカーなどは特に順調な売れ行きを示しているといいます。

ただ憧れはするもののなかなか手にするのが難しい高級車ですが、なぜ今売れているのか取材しました。

マクラーレン・オートモーティブ・アジア

[blogcard url="https://jp.cars.mclaren.com/"]

イギリスの自動車メーカー、マクラーレンが1月28日に都内で公開したのは「McLaren 720S Spider」。

価格は3,788万円から。

オープンカーにもかかわらず、わずか2.9秒で時速100キロまで加速できます。

高性能なスーパーカーですが目指したのはスピードや速さだけではありません。

菅野陽平記者、

この新しいモデルですが、後ろのボディパネルの高さが抑えられたほか、ここにはガラスが採用されたということです。

実際に乗り込んでみますとミラーを通しての後ろの視界が非常に優れています、通常の車と遜色ないです。

ほかにも夏場の暑さをしのげるよう、半透明に切り替えることが出来る特殊な調光ガラスを採用。

日常使いが出来る高い完成度をアピールしています。

去年のマクラーレンの日本での販売台数は222台。一昨年に比べ40%以上も伸びています。

今回、さらに販売を上乗せするべく去年12月のイギリスでのワールドプレミアに続く世界で2番目の公開に日本を選びました。

マクラーレン・オートモーティブ・アジア日本支社の正本嘉宏代表は、

日本は競争環境が厳しくお客様は本当に最高のものを見る目を持っている。

日本での成功はアジアの他の国での影響度が計り知れないので、戦略的に非常に重要なマーケットと考えている。

中古車が投資の対象に!

活気を呈しているのは輸入スーパーカーなどの新車だけではありません。

株式会社BHJ

[blogcard url="http://bhauction.jp/"]

千葉県にあるBHJ。

倉庫の中には…・

BHJの武井真司CEOは、

ここにあるのは全て希少価値の高い車。

ぱっと探して見つかるような車ではない。

並ぶのはポルシェやフェラーリなどのスーパーカー。

しかも今は販売されていない中古車ばかり。

ただ驚くのはその値段。

こちらのフェラーリは、

もともとは5,000万円ぐらい。今は3億円ぐらい。

発売から20年以上経っていますが程度が良ければ販売時より高く売れるといいます。

実際、ここにある車は、

全部上がっていると思う。

数倍とか何割か上がっている車もある。

さらに高価なものも…

こちらはパガーニのゾンダ レボリューション。

当時の1.3倍。

新車当時が3億円ぐらい。4億円以上で取引されている。

販売台数が少ない車や限定車などは発売当時から大きく値上がりしているといいます。

BHJではこうした希少車のオークションを開催し、数多くの売買を成立させています。

好きで集めているというよりは最近は投資対象。

世界中がそういう傾向にある。

香港の人などが買っている。

希少車の需要は旺盛で、海外からの引き合いも増えているといいます。

実際、イギリスのコンサルティング会社によると投資対象として希少価値の高い自動車は宝石やワインを差し置いて10年間で最も値上がりしています。

日本にあるスーパーカー、希少車は価値のあるものが多い。

大事にすれば必ず良い投資になる。

株式会社SMBC信託銀行

[blogcard url="https://www.smbctb.co.jp/"]

一方、SMBC信託銀行が今月から始めたのが高級車信託です。

対象はスーパーカーやクラシックカーなどを複数台所有する超富裕層。

実際にお客様から高級車を預かり、メンテナンスや保管を専門にする業者を通じて銀行が車を管理する仕組みです。

お客様が希望すればオークションなどでの売却も手掛けます。

SMBC信託銀行の増原宏樹さんは、

富裕層のお客様には10台、20台、30台とお持ちで。

妻や子どもは車に興味がない。でも車を大事に承継したいというニーズが強い。

SMBC信託銀行は高級車信託のサービスを通じて富裕層との関係を強め、新たな取引につなげたいといいます。

富裕層の一族との取引拡大や富裕層の人が経営している会社の仕事にも携わっていけば。

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