株式会社松屋アールアンドディ
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こんな時ですけど僕たち上場しました!

続いて訪れたのは福井県大野市にある松屋アールアンドディって会社。


なんでもこちらテレビ取材が初めてらしい。

こんな時に僕たち上場しました!

2020年4月6日、東証マザーズに上場。

「にこやかですね。」
いやいやおかげさまで。

後藤秀隆社長と中野雅史副社長、創業から38年にして念願の上場を成し遂げました。

しかし社長によると上場のときには是非やりたいとすごく楽しみにしていたアレができなったといいます。

鐘を鳴らすのをぜひやりたかった。

コロナウイルスで中止になりました。

「やりたかったのに?」

むっちゃくちゃやりたかった。

どうしても諦めきれなかった社長。
これ見てください。

「あれ!?鐘じゃないですか!」

なんと鐘を作っちゃった!!

社員みんなで叩いたんですって。
さて社長、そんな松屋アールアンドディーはどな商売をやっているんですか?

血圧計のセンサー部分にあたる腕帯と命の安全を守るためのエアバッグを作っています。


松屋アールアンドディーは血圧を測る時に腕に巻く腕帯や自動車のエアバッグなど様々な布製品を作っている会社。

しかも血圧計の腕帯ではなんと世界シェア50%。

会社全体の売り上げは86億円という知られざる儲かりカンパニー!

しかしなぜ松屋アールアンドディーは世界トップのシェアを取れているのか?

社長曰くそのカギは縫う技術にありとのことで、そのヒミツの現場を見せていただくことに。

こちらが自慢の機械の1つです。

なにやらミシンがのっている機械?

「名前なんて言うんですか?」

MRD-6060Lですかね。
いやいや。

6030…

MRD-L6030です!
もう1回ちょっと…

ちょっと名前も複雑「MRD-L6030」。その名もミシン+レーザー裁断複合機。お値段1,200万円。

「これは何をする機械ですか?」

エアバッグの火薬を爆発させる部分を縫製することろ。

「スゴい機械じゃないですか!」

セットしたまま縫ってそのままレーザーでカットする。

その工程を見せてもらうと型に合わせて一気に縫い上げ、バチバチッとレーザーが裁断。以上。

これってそんなにスゴいんですか?
普通は縫ってから取り出して次の裁断の所にセットして切る。

一度取り出すことによってずれが発生する。

エアバッグや血圧計の腕帯などは少しでも縫製に誤差があると空気漏れなどがあり得るのでとびきりの精密さが求められ、そこでこちらのマシンはズレが生じないように縫製とカットを一度にやっちゃうってワケ!


実は松屋アールアンドディーさんは作る製品に合わせて縫う機械をイチから作っちゃうのが上手な会社。

誰が操作しても均一なものができるのが絶対条件。

もちろん縫い方にもヒミツが。

丈夫に縫うものはロックスティッチと言われる本縫いがベース。

洋服など柔らかないものは伸縮性があるチェーンスティッチと呼ばれる環縫いなんですが、エアバッグなど丈夫さが必要なものはロックスティッチと呼ばれる糸のほどけにくい本縫いなんだとか。


さらにこんなものも。
工場などでかぶるクリーンキャップを作る全自動マシン。その名も「MRD-CC550」。お値段600万円。

柔らかい素材に立体的にゴム紐を縫い付けていく、これはなかなか難しそうですが…

まず柔らかい布を裁断したら、風を当てながら回転をさせ、ゴムを縫い付けていく。

そして、
「ゴムが付いた!」

「うわ!飛んだ!」

お見事!
さらに社長、新しい製品開発にも余念がない。

こんなときだからこそ攻めの姿勢で事業拡大を目指します。

松屋アールアンドディーは上場してがっちり!

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